Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

【USM S8 最高最終2109】NEOやんこパ【2ロム2100達成】

目次

 

はじめに

 お久しぶりです。やんこです。TNやんこぽけ/LoveWingBell の2ロムでS8のシングルレートに潜っていました。まず初めに、対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。私の今回の成績は、

★TN やんこぽけ最高最終2109 最終51位

★TN LoveWingBell最高2108最終2067 最終96位

でした。2ロム2100達成できたのは嬉しい限りです。

 今回は私がS8の終盤に使用したパーティについての記事です。このパーティは私のS6使用構築(通称やんこパ)を少しいじったものです。並びが全く同じであるのに加え、中身もさほど変わっていないので構築紹介というよりは今期この構築を使用する上で意識したことや感じたことを書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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↑今期の最終順位。

yanko-poke.hatenablog.com

↑元祖やんこパ。詳しい個別紹介はこちらを参照。

 

使用構築

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個別紹介

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メガフーディン@メガ石
性格:臆病
特性:精神力→トレース
実数値:159(228)-×-94(68)-203(60)-126(4)-207(148) ※メガ後の実数値
技:サイコキネシス/エナジーボール/めざめるパワー炎/電磁波

 調整意図は、
◯H:16n-1、8n-1の定数ダメージ効率意識
◯B:余り
・ABミミッキュ(A実数値140)のA2↑影うち低乱数1発(6.2%)
◯C: 60振り
・エナボ2発でH252D4残飯レヒレを残飯込み超高乱数で突破(急所非考慮で突破率98.0%)
・エナボ2発で H252D4 スイクンを超高乱数2発(98.8%)
・トレースによる変幻自在補正無しでD4振りゲッコウガをエナボで確定1(こちらのメガフーディンが相手のポケモンを突破して裏からゲッコウガが出された場合、またはゲッコウガが激流であった場合を想定)
◯D: 4振り
・控え目C特化レヒレのドロポンミズZ低乱数1発(6.2%)
・C182非メガのゲンガー(臆病C252振りのタスキゲンガー)のシャドボ確定耐え
◯S:素早さ実数値207、最速135族(メガミミロップ)抜き抜き

 途中まで特性マジックガードフーディンを使っていたが、初手ミミロップフーディン対面で猫だましを撃ってから引いてくるプレイヤーがあまりに多く、精神力の方が活躍の機会が多いと判断して変更した。ヒードランカビゴンに対して気合い玉が欲しいと思ったことは何度もあったが、ハッサムに対しての有効打であるめざ炎はどうしても切ることはできなかった。ヒードランカビゴンは構築単位で重いポケモンだが、オニゴーリの起点になるポケモンなので最悪運ゲに持ち込めることからこのポケモンで見なくてもよいと判断した。この技構成が1番この構築合っていると思っている。一方で、調整は前期考えたものをそのまま流用したが、最近のミミッキュはAに振り切ることも多くなったため2舞影うちで落とされてしまう場面が2回ほどあった(そもそも2舞ミミッキュフーディンを投げる立ち回り自体が怪しいのでほとんど行わなかったが)ため、調整に関してはもう少し改良の余地があるかもしれない。

 「トレースしたビーストブーストで素早さが上がる」ことを覚えておくのが意外と大切。そのことを心掛けているかいないかで立ち回りが変わることが多い。S上昇により、素のSでは抜けないスカーフポケモン等を抜くことができて一気に全抜きを狙えることもある。

  刺さる構築にはよく刺さるのでゴーリ抜きでもよく選出した。

 

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オニゴーリ@食べ残し
性格:臆病
特性:ムラっけ
実数値: 177(172)-×-107(52)-101(4)-104(28)-145(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/守る/身代わり

 先日のバトルオブシンオウで私は積極的なゴーリの選出を意識し、そこそこ勝つことができたのでこの経験を生かして初めのうちはレートでもゴーリを積極的に選出したが、全く勝ち切れなかった。今までと同じように、2割程度の選出に抑えたところサクサク勝つことができたので、個人的な意見として“この構築を使う上では”積極的なゴーリ選出はあまり強くないのだと思った(私がオニゴーリを使うのが下手くそなだけかもしれないが…)。私がこのポケモンを選出するのは「ブッ刺さってる時」と「ゴーリがいないと突破が難しいポケモンがいる時」である。

  前者(ブッ刺さってる時)が当てはまる構築は特に高レート帯ではあまり存在しない。ブッ刺さているように見えても、呪いミミッキュや滅ゲンが絡められたりしており、みがまもをするだけで簡単に勝てる場合は少ない。ゲンガーがいる場合は交代読みで積極的に零度を撃つこと、ミミッキュがいる時はラス1ゴーリとならないように残りHPが少なくても呪いの解除やZ透かしに使えるため味方のポケモンを温存しておくことが大切。

  後者(ゴーリがいないと突破が厳しいポケモンがいる時)について具体名を挙げると、再生持ちイカサマ非所持のポリゴン2、ヘビボンワンウェポンのカビゴン、火炎玉ミロカロス、瞑想ピクシー等が相手のパーティにいる時である。パーティ内に超火力を持つポケモンがおらず、積み技持ちのポケモンもいないので一致弱点の付けない耐久ポケモンの処理はどうしてもオニゴーリ絶対零度に頼らざるを得ない。一方で、それらのポケモンオニゴーリが一方的に有利をとるポケモンであるため選出されないことも多々あった。その場合ゴーリが腐ってしまうことが多い。それらのポケモンを見たらゴーリを選出せざるを得ない、のではなく、ゴーリを見て起点になることを恐れて出てこない願望でゴーリの選出を控えることも大切。これは完全に選出択であるので何とも言えない。その時の勝負勘をアテにしていた。

 

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メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

 とても強かったが型バレした時の弱さを最も痛感したポケモン。再戦でもなく技も見せていないのにラッキーやアローラベトベトン等を即後投げしてくるのは勘弁してほしかった(5回ほどやられた)。だが、それだけこのパーティが有名になったことを示しているので、嬉しい気持ち半分だった。草ポケモンとカグヤやハッサムナットレイの迅速な処理をこの枠には任せたいので腕白マンダの採用も検討したが、クチートグロスに弱くなるので却下した。

 

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マンムー@気合いのタスキ
性格:意地っ張り
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-200(252)-101(4)-×-80(0)-132(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

 最速ガッサが少ないこと、速いレヒレが少ないと思ったことから陽気から意地っ張りに変更した。相手のマンムーが構築単位で重くなってしまったが、初手のカバやリザ等に対してより安定して十分なダメージを与えることができたので変更して良かったと思う(私が今まで頑なに最速マンムーを使っていたのでそれ前提で立ち回ってもらえるかも、という下心もあった)。意地っ張りにすることで、アーゴヨンに対して礫+ガルドの影うちで縛れる乱数が大きく変わるので意地っ張りの採用に踏み切った。相手のマンムーや速いレヒレ、最速メガバンギラスに抜かれる点が非常に苦しかったが総合的には意地っ張りの方が有用だと判断した。

 

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

yanko-poke.hatenablog.com

↑このガルドについての単体考察記事を書きました。このポケモンの強さ及び立ち回り方をかなり詳しく書いたので是非一読ください。

 

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ミミッキュ@ゴーストZ
性格:陽気
特性:化けの皮
実数値:131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
技:シャドークロー/影うち/呪い/電磁波

 めちゃくちゃ強かった。S6やS7では、このポケモンの選出は断トツでワースト1位だったが、今期使っていて初めてこのポケモンの強さに気づけた。以前までは、ほとんどフーディン+ゴーリ+ミミッキュという選出でしかこのポケモンを出さなかったが、ゴーリ無しの選出で初手から出して重めの水ポケモンやヒトムをゴーストZで雑に削ったり、電磁波や呪いを撃って裏のマンダの身代わりでシナジーをとったり、ラストに残しておいて詰めの役目を果たしたりと、大活躍だった。今期はこのポケモンの強さに気づけたことが一番の収穫である。同じ構築を永らく使っていても新しい発見があってどんどんプレイングが磨かれていく気がしたのでとても楽しかった。構築単位で重いリザやガモスに対して、先に展開されてしまった際に皮を盾に電磁波をまいてマンダの身代わり連打で麻痺バグを待つ、という立ち回りをよくした。また、既に呪い状態の相手にZ呪いを撃って体力を全回復するという立ち回りも何度かした。

 一方で、この構築の中で最も使い慣れていないポケモンであるので何度も使い方を間違えた。いらないタイミングで呪いを撃って無駄に体力を削ってしまったり、火力を信頼しなさ過ぎて不要な場面でZを消費したりとプレミのオンパレードだった。今期のプレミの約半数はこのポケモンのダメ感を知らずに犯してしまったものだと思う。来期以降この構築を使う際はしっかりダメ計を回して確実なプレイングを身に付けたい。このプレミを減らせればもっと上位に食い込めると思う。

 

おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。かなり簡潔に書きましたが、書きたかったことは書けたと思います。今期はオニゴーリとの決別及び新構築の開拓を目指してレートをしていたのですが、ゴーリ抜きの構築では全く勝つことができず、適正レート1800でずっと停滞していました。勝てなかったのが本当に鬱だったのでプライドを捨て、すでに公開した構築ではありますが、自分の1番扱いやすいこの構築を使用したところ、2ロム2100という満足のいく成績をとることができました。中身がバレていても勝てたこの経験は、これから大きな糧になると思います。

  また、この構築の中身が多くの方にバレていた一番の理由がQRパの使用数の多さです。現時点で9000回以上も使用されており、多くの方がこのQRパと対戦して中身を調べるに至ったのでしょう。QRパの使用数が多いことは非常に嬉しく、ありがたいことなのですが、まさかここまで自分の首を絞めるとは思っていませんでした。しかし、その逆境を乗り越えて2100達成できたので中身がバレていても勝てるこの構築の強さを証明できたと思います。中身がほとんど同じなのでS6の構築のQRパのURLを貼っておきます。少しでもこの構築に興味を持ってくれた方は、是非活用ください。QRパで2000や2100達成しました!のような報告待ってます。

  何か質問がある方はTwitterで、@yanko_pokeまでお願いします。よかったらフォローしてください(^^)

3ds.pokemon-gl.com

↑S6の構築のQRパーティ。相違点は、マンムーが陽気であること、フーディン努力値がHBSベースであること、の2点であり、他は同じである。

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↑メインロムの最高最終レート

 

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↑サブロムの最高レート