Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

【SM S6最高最終2104】地雷マンマンガルド+害悪ゴーリ

目次

 

 はじめに

 はじめまして。TNやんこ でシングルレートに潜っていた者です。この度はポケモンSMシングルレートのシーズン6で目標とするレート2100を初めて達成できたので、記念に構築記事を書きたいと思います。初めての記事なので拙い部分もあるかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです。

f:id:yanko-poke:20171118073307j:plain

 

 以下、常体

 

 

 経緯

 S6の序盤、自分に合うパーティを見つけるべく様々なQRパーティを試していたところ、DaiさんのS5使用構築の使用感が非常によく、連勝を重ねることができた。シーズン中盤にはQRパでレート1900も達成できたため、このパーティを軸に自分の扱いやすいようにアレンジすれば、かなり良い構築が組めるのではないか、と考えたことがこの構築を作ったきっかけである。私が2100を達成できたのはこのブログがあったからだ、と言っても過言ではない。下にブログのリンクを貼らせていただいたので、このブログも併せて読んでいただくことをおススメする。

onigohri362.hatenablog.com

 

 使用構築

f:id:yanko-poke:20180316003313p:plain

f:id:yanko-poke:20180316003203p:plain

 個別紹介

f:id:yanko-poke:20171113002543g:plain

メガフーディン@メガ石
性格:臆病 
特性:精神力→トレース
実数値:143(100)-×-108(180)-195(0)-125(0)-218(228) ※メガ後の実数値、王冠使用個体
技:サイコキネシス/めざめるパワー炎/エナジーボール/電磁波

 調整は丸パクリ。絶妙な硬さを持っており、HPフルの状態からカプ・レヒレスイクンの水ZやミミッキュのA2↑影うちなどをミリ耐えする(相手の調整によっては乱数で落ちてしまうが、戦闘では大体耐えていた)。

 主に先発に出して上から圧力をかけていき、オニゴーリで嵌めていけそうな相手には電磁波をまくのが仕事。後述するマンムーの後続に置いておき、ステロと合わせて攻めの駒として扱うこともあった。メガゲンガーゲッコウガの上をとれ、かつ一発で落とせるのは評価が高い。タイプ一致のサイキネ、オニゴーリを選出できない際に重くなる高耐久水ポケモンカバルドンにうつエナジーボール(草結びでないのはレヒレや水ロトムゲッコウガ意識)、あと出しされる鋼ポケモンに刺さるめざめるパワー炎で技構成は良かった。相手の選出にフーディンを受けられる駒が鋼ポケモンしかいない場合、このポケモンで3タテないしは2タテしてイージーウィンできることも何度かあった。

 メガ前の特性が精神力な理由は、初手ミミロップと対面した際に相手は絶対に猫だましをうってくるので返しのサイキネで落とせるようにするためであるが、初手に2匹が対面することは1度もなく終わってしまった。あくびループなどでカバルドンフーディンを後投げする場面が数回あり、その際に非メガのフーディンが砂ダメを食らってしまったので、特性はマジックガードの方が活躍したと思う。今回初めてメガフーディンを使ったが、特性トレースのおかげで自身の耐久や火力を上げたりできる面白いポケモンだった。選出率はあまり高くない。

 

 f:id:yanko-poke:20171113002828g:plain

メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

 地雷マンダ。テッカグヤギルガルドグライオン等に強く、羽休めがあるためサイクル戦にも強い。ランドロスカバルドンなどの物理受けをドヤハイパーボイスでがっつり削るのはなかなか楽しかった。後述するギルガルドとの相性が非常によく、セットで選出することが多かった。また、後述するミミッキュの電磁波とのシナジーがあり、身代わりを張り続けてバグを待ち、身代わりを残したまま相手のポケモンを突破することで拾えた試合もあった。マンダミラーやジャロ、グロスを意識して最速で採用した。火力は高くなく、HDマンダの起点にされてしまうため、マンダで相手のマンダをみる選出はできるだけ避けたい。後述のマンムーのステロと合わせることで火力を補い、リザードンウルガモス等を処理することが多かった。

 羽休めの枠は、相手のマンダやリザXにうてる流星群、ヒードランやカプ・コケコにうてる地震リザードンボルトロスにうてるストーンエッジに変えたりといろいろ試行錯誤をしたが、サイクルを回しやすくする羽休めが一番使いやすかった。

 身代わりは、テッカグヤの宿木の種やグライオンの毒々、Z技(特にミミッキュのフェアリーZやギルガルドのゴーストZ)を透かすことを考えると抜くことはできなかった。また、ハイボを見せた後は特に身代わりが読まれることがなかったので、積極的に身代わりを張ってアドを取りにいった。選出率は高め。体感でマンダ6割、フーディン3割5分、残りメガ無し、という風に選出していた。

  

f:id:yanko-poke:20171113003005g:plain

ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

  地雷ギルガルド。調整は丸パクリ。めちゃくちゃ硬くてめちゃくちゃ強かった。どれだけ硬いかはDaiさんのブログに載っているので、是非参照してほしい。相手のパーティにガルーラやメタグロスがいる場合はほぼ100%選出していた。皮のはがれたミミッキュ+ガルーラvsラス1HPフルのギルガルドとなる状況が何度もあり(というかその状況を意図して作ったのだが)、自慢の硬さでシャドクロ+炎のパンチor地震を耐え、返しの弱点保険が発動したシャドボ+聖剣で勝利を掴んでいた。HP管理がシビアであったが、うまく扱えれば相手を1.5体以上もっていける、相当強いポケモンであった。1番多く選出して1番活躍してくれたポケモンである。もっと流行っていいポケモンだと思った。今回のMVPである。

 

f:id:yanko-poke:20171113003148g:plain

オニゴーリ@残飯
性格:臆病
特性:ムラッけ
実数値:177(172)-×-107(52)-101(4)-104(28)-145(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/守る/身代わり

  顔でっか。(書きたかっただけ)

 オニゴーリを選出するパターンは、1.全抜きを目指すエースとしての選出 2.相手の高耐久ポケモンを潰すサイクルの一員としての選出 の2つがあった。

 1.エースとして選出する 場合、フーディン+オニゴーリ+ミミッキュorギルガルド と選出して、他2匹で場を荒らし、フーディンミミッキュが散り際に電磁波をまいた後、オニゴーリでみがまもをし、ムラッけで能力を上げて全抜きを狙う。オニゴーリの苦手なメガ枠(ex.ガルーラ、メタグロスバシャーモルカリオハッサム等)がおらず、かつ、連続技持ちや音技持ちなどのオニゴーリに有利な駒(ex.パルシェンニンフィアアシレーヌ等)が相手パーティにおらず、オニゴーリで嵌めていけそうだと判断した場合にこの選出をとっていた。

 2.サイクルの一員として選出する 場合、上記オニゴーリが苦手とするポケモンが相手のパーティにいるが、オニゴーリ絶対零度がないと突破が厳しいポケモン(ex.再生持ちのポリゴン2)や、マンマンガルドという選出では重くなってしまう高耐久水ポケモン(ex.スイクンカプ・レヒレ等、マンダに有効打があるポケモン)に厚く出たいときに、ボーマンダ+オニゴーリ+ギルガルドと選出した。氷技やイカサマ読みでオニゴーリを後投げし、ポリ2に対しては積極的に絶対零度をうち、高耐久水ポケモンにはフリーズドライで削って裏のマンダのハイボ圏内まで押し込む動きをとった。また、ほとんどの受けループに対してもこの選出をしていた。高レート帯では受けループによく当たった印象だが、ほぼ負けなかった(1度ヒードラン入りに負けたがそれだけだったと思う)。受けループに対しては、オニゴーリがゲンガーにキャッチされないよう気を付けつつ弱点保険ギルガルドで場を荒らし、マンダを通す立ち回りを心掛けていた。

 一方、高レート帯では対策されているためかあまり選出できなかった(最終日などは受けループに対する1回しか選出していない)。だが、やはり選出画面での圧力は大きいようで、ガルーラやメタグロス等のギルガルドが得意とするメガ枠を呼び寄せてくれた。オニゴーリも今回初めて使用したポケモンだが、このポケモンの1番の強さは相手の選出を歪ませられることだと思った。

 調整は丸パクリだが、上記の通り麻痺状態のポケモンか高耐久の鈍足ポケモンに繰り出すことが多かったため、最速である必要はなかった。素早さを削って耐久や火力に振り分けるべきであった。このことにシーズン中に気づくことができなかったのは反省点である。

   

f:id:yanko-poke:20171113003409g:plain

マンムー@気合いのタスキ
性格:陽気
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-182(252)-101(4)-×-80(0)-145(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

  普通のタスキマンムー。電気の一貫を切り、ガッサに弱くないステロ枠として採用した。主に先発で出していき、相手を雑に削ったりステロをまいたりする。ゲッコウガカプ・レヒレに対して引き先がないパーティであるため、それらのポケモンと対面した際に技を耐えて行動できるようにタスキを持たせている。重めのキノガッサを上からつららばりで突破したかったので陽気で採用した。ステロで相手のリザやガモス、タスキポケモンを削ることで裏のマンダやフーディンを通しやすくする。リザやガモスに4倍弱点をつけ、S操作を行える岩石封じも欲しかったが、他に抜く技が無かった。選出率は高くはなかったが、出したら一定の活躍はしてくれた。後述するミミッキュがじゃれつくを切っているため、ドラゴンタイプに強いこのポケモンを採用したのは正解であった。

  

f:id:yanko-poke:20171113003501g:plain

ミミッキュ@ゴーストZ
性格:陽気
特性:化けの皮
実数値:131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
技:シャドークロー/影うち/呪い/電磁波

  じゃれつくを切ったミミッキュ。あくタイプのポケモン(ex.サザンドラバンギラス等)に対してじゃれつくが欲しいと思った場面はあったが、それを除いてはこの技構成で良かった。陽気である理由は、相手の皮のはがれたミミッキュに後投げして上からのゴーストZで突破したり、準速100族の上からゴーストZで削りを入れたり、上から電磁波をうちたかったため。火力が低く、ゴーストZでも相手のメガメタグロスギルガルドを落とせない場面があったが、このポケモンの役割は、相手のポケモンを削ってこちらの裏のポケモンの圏内に入れること、相手のミミッキュを突破すること、電磁波をまいてゴーリの場を整えること、なので特に問題だとは感じなかった。それよりも準速100族の上から行動できることの方がメリットが大きい。選出率はあまり高くなかったが、困ったときは選出をし、そこそこの活躍を見せた。ミミッキュは本当に便利なポケモンだと思った。

 

おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございました。PGLが解禁されましたら、QRパーティの公開もしたいと思います。使っていただけたら嬉しいです。質問等はTwitter で@yanko_poke までお願いします。よかったらフォローしてください(^^)

f:id:yanko-poke:20171113155230j:plain

↑私が2100達成した時に撮った写真

追記

 PGLが解禁されましたので、QRパーティの公開をします。下にURLを貼っておいたのでぜひ使ってみてください。オニゴーリが嫌いだ、という方も、このパーティを使うことでその対処法がより鮮明に分かると思います。私自身、DaiさんのQRパーティで初めてオニゴーリを使い、その強さ及び脆さをより深く理解できました。

 QRパーティは本当に便利な機能なので皆さんも是非有効活用しましょう!実際に自分で動かすことで、ブログを漁ったり動画を見るだけでは得られないような新しい知見を手に入れられるはずです。

3ds.pokemon-gl.com

↑USMでのQRパーティ

 

3ds.pokemon-gl.com

↑SMでのQRパーティ