Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

【12月オフ使用構築】地雷マンマンガルド+サメと雪の結晶【S7中盤2000達成・瞬間最高順位4位】

目次

 

はじめに


 お久しぶりです。やんこです。TNやんこぽけ でカンポケオフ(12/17)、サブローカップ(12/23)、VirginCup(12/24)の3つのオフ会に参加してきました。対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。そして、サブローカップでFACTORY TRAINERSとして一緒のチームを組んでくれたキクイチ君、おぜさん、本当にありがとうございました。今回は、シングルレートのS7序盤・中盤、及び12月に関東で行われたオフ会に参加した際の使用構築です。本当はS7終盤までこの構築を使用するつもりでしたが、せっかくなので公開します。そのため、書き留めてあった分、オフの使用構築記事にしてはかなり分量が多いかもしれませんがご容赦ください。

 まず初めに結果から申し上げますと、

★カンポケオフ 予選 5-3 予選落ち(ポテトブロック3位)
★サブローカップ 予選 個人3-1、チーム1-3 予選落ち(カミツルギブロック4位)、 サブイベント 個人3-1、チーム3-1 全体2位
★Virgin cup 予選スイスドロー6-2(予選12位通過) 決勝トナメ1落ち ベスト24

★S7レート2000達成 瞬間最高順位4位

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↑VirginCupで予選通過時にスクリーンに映った素敵なパーティ画像

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↑2000達成時の写真(2017/12/26)

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↑2017/12/11 03:30更新時点の順位

 

でした。まずまずの成績ですね。オフ会の参加自体が初参加の5月のファクトリーオフ以来で、はじめての決勝トナメ進出も果たせたので嬉しいです。

それでは、本題に移りましょう。

 

以下常体

 

経緯


 S6で私が2100達成できた並びに自信があったので、それを軸にすることから始めた。前回の構築の軸で、強力な基本選出の1つであった地雷マンマンガルドを今回も続投し、残りの3体を埋めていった。本心ではオフ会という顔と顔を合わせる場でオニゴーリを使ったならば、友達ができないのではないかと懸念して、オニゴーリを使わない構築を組むことを真っ先に決めた。あと、単純に私がオニゴーリに頼らなくても勝てる、ということを証明したかったので今回はオニゴーリの採用を見送った。

 まず、オニゴーリの代替として、マンマンガルドでは突破の厳しいポリ2やカプ・レヒレ等の高耐久中火力特殊ポケモンにめっぽう強いフリージオを採用した。次に、今回使用するメガボーマンダゲッコウガメガゲンガー、カプ・コケコ、ヒードラン等に勝てないため、それらのポケモンに強いメガ枠として、地震持ちのメガサメハダーを採用した。最後に、補完枠として、ここまでの5匹で少し重いポケモンに強い駒(HBポリゴン2、ポイヒキノガッサ、図太いカプ・レヒレ、ABミミッキュ)を採用した。補完枠のポケモンは参加したオフやレートしてる時の気分によって異なるので、使用構築の欄を参照して欲しい。また、前シーズンで私が使用した構築のブログのURLを下に貼っておいたので、興味のある方は読んでみてください。

yanko-poke.hatenablog.com

 

使用構築

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↑カンポケオフ(12/17)での使用構築。ポリクチミミッキュに厚く出るため、補完枠にはポイヒガッサを採用した。格闘ポケモン(特にメガミミロップジャラランガ、めざ氷持ちのバシャーモ)が重く、メガギャラドスウルガモス等も重い。カンポケオフでは一度もポリクチと当たらなかったのでこの采配は良くなかった。ポイヒガッサの採用を思い付いたのがオフ前日で、十分にこの6体で回す時間がなかったのに加え、私自身ポイヒガッサの使用が5世代以来だったため、ポイヒガッサに対する信頼度が極端に低くなってしまい、結局1度しか選出しなかった。オフ全体でギャラドスの使用率が3位だったのがかなり辛く、予選で当たった相手のパーティにもギャラドスの採用率が高くてかなりキツかった。ギャラドス+ミミッキュでこちらのギルガルドが疲弊させられて厳しい展開になることが多かった。そんな中5勝でき、決勝トナメまであと一歩のところまでいけたのは上出来だったと思う。

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↑サブローカップ(12/23)及びVirginCup(12/24)での使用構築。カンポケオフの反省を踏まえてギャラドスへの対策を厚くするため、カプ・レヒレを採用した。ロトム系統が滅茶苦茶重い。レヒレを採用することでバシャーモに厚くなれるのに加え、ミストフィールドであくび対策が行える点も良かった。挑発も採用したので、耐久ポケモンにも強くなれた。安定感のあるカプ・レヒレをオフで採用したのは大正解だった。負けた試合も一方的に負けた試合は一度もなく、択ゲーや運の悪さによって負けることばかりだったので構築としてはそこそこ強いと思う。 

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個別紹介

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サメハダー@メガ石
性格:意地っ張り
特性:加速→頑丈顎
実数値:146(4)-211(252)-90(0)-×-85(0)-157(252)※メガ後の実数値
技:噛み砕く/氷の牙/地震/守る

 斬月!!!!!

 この枠は、耐久振り鋼ZオノノクスやHD地震持ちリザXなど、はじめのうちはかなり迷走したが、最終的にこのメガサメハダーに落ち着いた。噛み砕く、氷の牙、守るは確定として、残りの枠は重めのヒードランやカプ・コケコを葬れる地震にした。地震が活躍する場面はかなりたくさんあり、この技構成以外はあり得ないと感じた。

 相手のミミッキュさえどうにかしてしまえば加速したメガサメハダーが通るというパーティが多く、かなり刺さりが良かった。また、このポケモンの天敵であるカプ・レヒレに対しては、後述するフリージオがめっぽう強く、メガサメハダーとこのパーティはかなり相性が良いのだと使っていて感じた。使用感としては、想像以上に火力が高く、加速をして上から制圧することで相手を一掃できてとても楽しかった。守るで安全に加速したのちにメガシンカして頑丈顎による火力補強を行えるのは、耐久はないが安全に1舞できるメガギャラドスに似ていると感じた。基本的に後発から出し、削れた相手を葬り去る。このパーティのエースポケモンである。特にサイキネを撃ってきたカプ・テテフと対面した時に言えるのだが、メガシンカのタイミングがとても重要なポケモンである。2加速したくてメガシンカをしなかったり、また加速が不要だと判断してすぐメガシンカしたりと、臨機応変に対応した。ごく稀にだが、カプ・コケコやヒードランに確実に勝てる駒として、メガしない前提でサメハダーをマンダと同時選出することもあった。

 選出率は高かった。ボーマンダの選出率とサメハダーの選出率は五分五分だと思う。最初に相手のパーティを見た時、このポケモンを通せるかどうかを1番に考えていた。使用感がとてもよく、使っていてとても楽しかったので、次シーズン以降もできたら使ってやりたいポケモンである。

 

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ボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252)※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

 地雷マンダ。前回と調整や技構成は同じ。無難に強くて使いやすかった。この型のマンダが読まれて立ち回られている、と感じることは1度も無かった。後出しされやすいランドロスカバルドンテッカグヤ等を特殊技で葬り去る。受けサイクルの代表格であるブルルドヒドイデやグライカグヤにめっぽう強い型なので、それらを軸としたパーティにはeasy winできることが多かった。特殊型にした弊害の1つとして、火力の低さがあげられるが、陽気ASマンダの捨て身でも確定数がズレない場面が多く、捨て身マンダなら勝っていたのにという試合よりも、特殊マンダだったから勝てたという試合の方が圧倒的に多いと感じた。少しでも火力を落としたくなかったので火炎放射ではなく大文字を採用しているが、外したら負け確といった大事な場面では1度も技を外さなかった神ポケモンである。パーティ内で唯一の炎打点を持ったポケモンなので選出せざるを得ない場合も多く、丁寧に扱うことを心掛けた。計算はしていないが、使用感として、ナットレイやメガハッサムを大文字で確定1発、テッカグヤを大文字で確定2発、メガメタグロスを大文字+ハイボで落とせていた。

 

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0)※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

 地雷ギルガルド。このポケモンも前回と調整や技構成は同じ。前シーズンほど刺さっていて通しやすいとは思わなかったが、やはり古代兵器弱点保険ギルガルドは強かった。

 B振りが生きる場面はかなり多く何度もピンチを救われた。とりわけギルガルドを使う上で避けては通れないキンシ択をする時には、相手が基本的にこちらのギルガルドをHB振りだとは想定せずに立ち回ってくること、聖剣がない前提で立ち回ってくること、の2つを利用して勝ちを掴むことも多かった。例えば、こちらHP5割強のギルガルドvs十分HPのあるメガバシャーモ となった際、相手視点では、たとえ択負けしてフレドラにキンシを合わされ、Aが2段階下がったとしても、次のフレドラでギルガルドが落ちると考えるのが普通だろう。そのため、2連キンシしか負け筋が無いと判断してフレドラを連打してくるはずだ。しかし、実際はこのHB振りギルガルドに対して特化メガバシャのA2↓フレドラは5割入らない。そのため、こちら視点では、まずキンシでAを下げ、フレドラを耐えて、弱点保険発動後にシャドボをうつことで、安全にバシャを処理できる。他にも、こちらのブレードフォルムのギルガルドが相手の積みポケモン、とりわけあくタイプのメガギャラドスメガバンギラスと対面した際にも同様のことが当てはまる。これらは一例に過ぎないが、このような場合は決して50%の択勝負ではない。メジャーな型に囚われた相手には見えていない安定択がこちらには存在するのだ。これこそが地雷ポケモンの強みの1つであり、またポケモンバトルの奥深さの1つだとも私は考える。是非皆さんも、自慢の地雷ポケモンを考え、使ってやることをおススメする。

 一方で、弱点保険が発動しないと火力不足だと感じる場面も多かった。特に相手の耐久振りミミッキュカプ・テテフをシャドボで落とせない点が手痛く、テテフに対する後出しは禁物。サイキネで押し切られてしまう。本来有利なポケモンに不利を取りかねなくなってしまうのが、地雷ポケモンの難点である。使う際は要注意である。

 前シーズンのようにほぼ毎試合選出することはなかったが、それでもやはり信頼度は高いようで、よく選出していた。前回も述べたが、HP管理がシビアな一方で上手くはまればかなり強いポケモンであった。

 

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マンムー@気合いのタスキ
性格:陽気
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-182(252)-101(4)-×-80(4)-145(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

 普通のタスキマンムー。このポケモンつららばりが何回当たるかが試合結果に直結することもあった。シーズン序盤は火力を意識して意地っ張りで採用したが、相手のマンムーカプ・レヒレに上を取られることが鬱陶しかったので結局陽気に戻した。初手にステロをまいて、エースのサメハダーの全抜き性能を上げたりマンダの低下力を補うという運用もしたが、初手マンムーに対してミミッキュゲッコウガリザードン等、ステロをまく余裕のないポケモンが初手に出されることも少なくはなく、ステロをまけないまま退場する場面が多かった。ステロの枠をリザ意識のがんぷうに変えるか最後まで悩んだが、初手リザに対してはつららばりで削りをいれることで裏のメガポケモンの圏内に入れ、どうにかできることが多かったので、結局ステロのままにした。

 何故か環境に刺さっていたようで、よく先発に選出した。かなり活躍していて強かった。オフ会ではマンムーが暴れまわって勝てたと言っても過言ではない。フリージオとタイプ及びメインウエポンのタイプがかぶるため、このポケモンを他のポケモンに変えるかどうか迷ったこともあったが、対面性能の高いマンムーと、サイクルを回して一撃技をうつフリージオとは役割が全く別で、ともにタイプかぶりが気にならないほど活躍していたのでそのまま同居させた。

 

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フリージオ@氷Z
性格:臆病
特性:浮遊
実数値;173(140)-×-71(4)-120(36)-165(76)-172(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/自己再生/光の壁or黒い霧

 調整等はピタゴラスさんのS6の構築記事を参考にさせていただいた。URLを貼らせていただいたので参考にしてほしい。

pythapoke.hatenablog.com

 S6終了時に、流れてきた構築記事のいくつかに載っているのを見て、面白いと思い即採用を決めたポケモン。前回の私の記事にある、オニゴーリの2つ目の選出法である「相手の高耐久ポケモンを潰すサイクルの一員として選出する」 際は、オニゴーリよりもフリージオの方が断然優秀である。トップクラスの特殊耐久に加え、光の壁によるさらなる耐久の上昇や自己再生による高速再生はオニゴーリにはない強みである。また、S種族値が105もあり、上からの氷Zによりミミッキュリザードン等に致命傷を与えたり、ランドロスガブリアスグライオン等を上からのフリーズドライで飛ばせるのはかなり強かった。

 一方で、相手の耐久ポケモンの突破が絶対零度の命中頼りになってしまう以上、交換された際に零度が外れてしまうと、交換先のフリージオに有利なポケモンの無償降臨を許してしまう。絶対零度に対してミミッキュを後投げされたことがあったが、これはかなり辛かった。そのため、積極的に交換読み交換を決めてフリージオと相手の耐久ポケモンを対面させていき、強引に零度の試行回数を増やした。3回撃って1度も当たらなかったら、それは運が悪くて仕方ないと割り切った。3回の試行回数をかければ、確率にして65%で相手のポケモンを突破でき、それが勝ちに直結することが多いのだ。その点オニゴーリは、ムラっけで耐久や回避、素早さを上げ、身代わりを残しつつ安全に絶対零度の試行回数を稼げるので、一長一短だと感じた。

 はじめ持ち物は、撃たれやすいであろう毒毒やあくび対策のラムの実やHP管理をしやすくするオボンのみや食べ残し等を持たせることも考えていたが、フリーズドライだけでは想像以上に火力が低く、氷Zにせざるを得なかった。Z透かしを数回行われたので、このポケモンの持ち物はある程度浸透しているのだと思った。一方で、特性浮遊を知らないプレイヤーも多く、何度も地震を撃たれた。メジャーポケモンではあり得ない、マイナーポケモンならではの恐ろしさである。とは言いつつ、私自身今シーズンで初めてフリージオを使うまで、その特性は知らなかった。特性浮遊もまた、オニゴーリにはないフリージオの強みである。

  カンポケ当日までは特殊耐久を底上げできる光の壁を採用していたが、カンポケ当日にフリージオをこよなく愛する あろるふぁすさんとお話しする機会があり、黒い霧を採用することでバトンパの阻害や瞑想を積んでくるポケモンに安定して勝てるので黒い霧の方が有用性が高いと知って技を変更した。

  レートでの選出率はほどほど。相手のパーティに、再生があると思われるポリゴン2クチート等のトリルエースと同居しないポリ2)が入っていたり、受けサイクルであった場合、火力の低い特殊ポケモンに厚く出たい場合は積極的に出していき、絶対零度をブッパしていた。選出した際は絶対零度を当てるかどうかで勝敗が決することが多く、何度も冷や汗をかいた。普通に強いポケモンだった。もう少し環境に増えてもいいポケモンだと思った。

 一方で、オフ会では30戦近くこなした中で3、4回しか選出できなかった。というのも、オフ会の環境ではフリージオの得意とする陰キャポケモンオニゴーリ、ポリ2レヒレが少なかったためである。しかし、選出画面でこのポケモンが右下にいることで相手にかなりの圧力をかけられるようで、見せ合い画面で相手が頭を抱える姿を見るのはかなり愉快だった。感想戦でも、「フリージオにめっちゃ厚く選出しました」と言われることもあり、十分な役割を果たせたと思う。だが、本当はもっと選出して活躍させてあげたかった。このポケモンをスクリーンに映してやりたかった。悔しいの一言である。

 

※以下は補完枠のポケモンの紹介です。2匹いるので詳細説明は無しにします。調整意図等について質問があれば下さい。

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キノガッサ@毒毒玉
性格:陽気
特性:ポイズンヒール
実数値:155(156)-150(0)-113(100)-×-80(0)-134(252)
技:キノコのほうし/身代わり/ローキック/種マシンガン

 

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カプ・レヒレ@バンジの実
性格:図太い
特性:ミストメイカー
実数値:177(252)-×-154(36)-136(164)-155(36)-108(20)
技:ムーンフォース/波乗り/自然の怒り/挑発

 

おわりに

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

私のウルトラサンムーンでの目標は、
・全シーズンでレート2100を達成すること
・レート2200(まずは2150)を達成すること
・何らかのポケモンオフで優勝すること
の3つです。達成できるように頑張ります。皆さんと切磋琢磨できたらいいな、と思っております。

 最後に、このパーティのQRパを公開します。使っていて楽しい構築なので是非皆さんにも使ってもらいたいです。

3ds.pokemon-gl.com

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