Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

真皇杯3位への軌跡①

はじめに

 お久しぶりです。やんこです。この度、第5回真皇杯の本戦進出し、そこで見事3位入賞できたので記念に記事を書きたいと思います。よろしくお願いします。

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以下常体

 

事前考察

 HPで本選進出者の名前を見ていたところ、レーティングバトルでの実績ならば自分は十分負けないものを持っていると感じたため、「シングルレートと同じように立ち回る」ことを意識しようと思った。今回の真皇杯とレーティングバトルとの大きな違いは2つあると思っていて、1つは「対戦相手が事前に決められた31人の誰かという事」で、もう1つは「ダメ計アプリを使えない事」。この2つによる差をできるだけ無くしていこうと努めた。

 「対戦相手が事前に決められた31人の誰かという事」より、対戦相手となり得る31人のよく使うポケモンや型を覚えて対応することは不可欠だと思い、真皇杯HPに上げられた予選時の構築をノートに書き、型を覚える事及び同じ構築で来た時の自分の選出と試合展開のシミュレーションを行った。時に1人でのシミュレーション難しいときは、仲良くさせてもらっている人たちに声をかけて同じ構築を組んでもらい模擬戦をしてもらった。

 「ダメ計アプリを使えない事」より、使い慣れたポケモンを採用することが求められると思った。新しいポケモンを使ってもダメ感が分からずに択を択とすら理解できないまま負けてしまうといったことを嫌った。また、予選突破時の相手の構築に対して、必要そうな部分は事前にダメ計を回した。

 

構築経緯

 先述の「ダメ計アプリを使えない事」により使い慣れたポケモンを採用する事を決めたため、マンマンガルドミミフーディンは確定で型も調整も使い慣れたもので挑もうと決めた。@1を色々考えたが、その没案を紹介する。

 

f:id:yanko-poke:20190924150307p:plain:@1として1番長く使ってきたポケモン。だが、オフライン対戦である以上受け構築が少なく、またダメ計を使えないため毎ターン能力変化を起こすこのポケモンは扱いづらいと判断。加えてこの大事な場で運要素を強くしたくはなかった。

 f:id:yanko-poke:20190924150328p:plain :並びがきれいという理由でテテフーディン。本戦の4日前に行われた京大カップではスカーフテテフを使い、予選5-2の好成績を残せたが、テテフ自体がうまく機能しているとは感じられなかったので結局解雇した。チョッキテテフも試したが、ダメ感もなかったのであまりうまく扱えなかった。

 f:id:yanko-poke:20190924150358p:plain :フーディンを出すとどうしても重くなるギルガルドを狩る身代わり悪巧み型。電磁波ミミッキュとも相性がいいと思った。しかし、Sが中途半端であるのに加え、想像以上に柔らかくて扱いづらかった。

f:id:yanko-poke:20190924150424p:plain(混乱実持ち):本選進出者にギルガルド、特にHBガルドが多く、マリルリ対面でチョッキ一点読みのキンシにより不利に展開になることを嫌った型。身代わり、アクジェ、じゃれ、はたきを採用。初手ガルドに合わせ、キンシ読みで身代わりを置いてイージーを取ろうという魂胆。しかし、計算してみるとブレード状態の呑気ガルドを叩きで落とせないのに加え、チョッキを持たずに水打点もなくなったことから、進出者に多いコケコやリザyを結局みられなくなってしまったので没。


 1周回って予選突破時に使ったチョッキマリルリが1番良いという結論に至った。

 

使用構築

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個別紹介

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メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

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マンムー@気合いのタスキ
性格:意地っ張り
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-200(252)-101(4)-×-80(0)-132(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/毒々

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

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メガフーディン@メガ石
性格:臆病
特性:マジックガード→トレース
実数値:159(228)-×-86(4)-210(116)-126(4)-209(156) ※メガ後の実数値
技:サイコキネシス/エナジーボール/気合い玉/めざめるパワー炎

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マリルリ@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:力持ち
実数値:205(236)-112(252)-101(4)-×-102(12)-71(4)
技:アクアブレイク/アクアジェット/じゃれつく/叩き落とす

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ミミッキュ@ゴーストZ
性格:陽気
特性:化けの皮
実数値:159(228)-117(52)-104(28)-×-127(12)-154(188)
技:シャドークロー/影うち/呪い/電磁波

 

 結局予選と同じ並びであるのに加え、中身もほとんどいじっていない。変更点は、ミミッキュの痛み分けを影うちに戻したこと、そしてフーディンの特性をマジックガードに変更したこと。

 受けの崩し及び場持ちをよくする痛み分けよりも、相手のミミッキュやゲンガーに強くなる影うちの方が絶対に刺さると思って変更した。また、フーディンの精神力はミミロップメタであるのだが、本戦進出者にロップ使いが1人もいなかったことからマジックガードにした。Sを130族抜きまでにとどめようとも考えたが、スカーフレヒレやテクスチャーポリZを使っている人もいたため、それ意識で調整はいじらなかった。

 最速ガッサやミラーを考えて、最後までマンムーの性格を意地っ張りにするか陽気にするか迷っていたが、自分の身に染みたダメ感を優先して意地っ張りを選んだ。

 また、予選突破時にS72の呑気ガルドを使っている人が多く、完全なミラーをしてしまった時に立ち回りに困ると思ったことから、S実数値を1落とすまたは1上げる事を考えたが、結局どっちの方が良いのか分からなくなってしまったのでこのままにした。

 

本戦前日

 前日の午前に予定があったため、その日の夜行バスで東京に行くようチケットを取った。午前中に予定を済ましたのち、神社に必勝祈願をしに行った。「八大神社」という、かつて宮本武蔵が吉岡一門と決闘する前に参拝したとされる神社に行った。勝負運のご利益を授けてもらうため、絵馬も書いて祈願した。
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 午後には事前考察を進めつつ、ラスチャレの配信を見ていた。ラスチャレからの本戦進出者のうち3/4人がきつい並びだったため、当たりたくないな、と思った。その後、どうしても気になる部分があったため、仲いい人達を募って模擬戦もしてもらった。多少の不安は残ったが、最後は6匹を信じて東京へと向かった。

 

本戦当日

 7時頃に池袋に着いた。受付まで時間があったので、ロッテリアでコーヒーを飲みつつラスチャレ進出者に対する事前考察を進めていた。本戦との時間差が全くない分、ラスチャレ進出者は特に同じ構築で来ると思ったため、型の記憶や選出予想に力を入れた。多少の仮眠も取ったのち、時間になったので本戦の会場へと向かった。

 かつてよく関東のオフ会に参加していたため、そこでできた知り合いも多く、気さくに話しかけてくれて緊張で固くなることもなかった。会場で顔見知りの方々に頑張ってください!と激励の言葉を数々頂いて嬉しい限りでした。ありがとうございます。パーティ記入シートに間違いがないよう記入し、主催の挨拶が終わって前に出て意気込みを話したのち、運命のグループ分け。自分がくじを引く段階で、メレメレブロックに考察時の構築がきつい人が多かったので、そこ以外を引きたいと祈っていた。結果はウラウラブロック。私の他には、ティラミスぽけさん、リホウさん、すいろさん、キョンさん、めいろさん、すとれさん、さいの目さんがいた。1番嫌なブロックは免れたが、もちろん全員が各地の予選を勝ち抜いた実力者のため、気を抜かずに引き締めて対戦に臨んだ。

 

 

>>②へ続く