Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

【USM S14 最高最終2108】宇宙最強テテフーディン~はじめてのCharizard~

 

はじめ

 お久しぶりです。やんこです。皆さんS14お疲れさまでした。今期はTNやんこぽけ/Silky heart の2ロムでS14のシングルレートに潜っていました。まずはじめに、対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。今回は今期サブロムで使用していた構築について及びメインロムで回していたいつもの6体の所感についての記事となります。

サブロムでの構築の成績は、
★TN Silky heart 最高最終2108
★第5回突発やんこぽけ杯(107人規模) ベスト4
メインロムでの成績は、
★TN やんこぽけ 最高2053 最終19xx

でした。サブの構築では序盤には1ページも取れ、なかなか自信のある構築を組めたと思っていたので、実際に結果が伴って嬉しい限りです。それではよろしくお願いします。

 

以下常体

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↑サブロムで今期初20にのった時及び2100を達成した時の写真。2000から無敗で2100を達成することができた。

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↑今期の最終順位

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↑メインロムでの最高レート。 

経緯

 1月中旬ごろにカプ・ふじこさんからお誘いを頂いて、対抗戦を行うことになった。今回の記事の構築は、その時使用した構築にかなり準拠している。対抗戦に伴い、事前に対戦相手が分かっており準備も可能であることから、普段使っているポケモンはメタがキツく張られるため動かしづらいと判断した。そこでまず第一に採用を決めたポケモンメガリザードンy。かつてrebo杯で優勝した際に色違いの臆病ヒトカゲを主催のreboさんから頂き、いつか絶対に使いたいと思っていたのでこれはいい機会だと思った。リザy入りの構築の中で、私のよく使うマンマンガルドのマンダをリザyに変えた前期のらりるさんの構築がかなり印象に強く、扱いやすいとも思ったので、それを参考にタスキマンムー及び呑気ガルドを採用。この3体を基本選出とした。かつてもマンマンガルドのマンダのメインウェポンが飛行+炎で、リザyと同じなのでマンダをリザに変えても機能するだろうと頭の中で思ってはいたのだが、イマイチ踏み切れずにいた。そこで前期にらりるさんがリザy+タスキマンムー+呑気ガルドで2000後半までいったのを知り、それが背中を押してくれたのもあってリザyでも大丈夫だと自信をもって構築を組めた。@3のポケモンに求められるものは、マンマンガルドの時とあまり変わらないという想定の元組んだ。特にリザに変えて注意すべき事が、水の一貫によるゲッコウガ対策、Sの低下によるマンダやルカリオメタグロス等への圧力低下、威嚇がなくなったことによるギャラやミミロップ等の物理アタッカーへの対応。これらに加え、数値受け崩しや補完も考えて、スカーフテテフ、瞑想フーディン、耐久振りゴーストZミミッキュの3体を選んだ。この6体は、私のS9使用構築のマンダをリザに変えたもので中身もミミッキュを最速電磁波型から耐久振りに戻したものでもある。

 対抗戦ではギルガルドが呑気一点読みされるだろうということ及びメタがきつめに貼られるだろうという判断の元、ガルドをHBカバルドンに変えて戦いに臨んだ。RTA中にも感じたが、ギャラ及びカミツルギがどうしようもなく重かったのその後のでレートでは呑気ガルドに戻した。TNやんこぽけ では、構築が違うにもかかわらず呑気ガルド一点読みとしか思えない行動を連発されて勝てるものも勝てなくなるのがこの上なく嫌だったため、新しくロムを作り、それで上を目指した。地面が通っていることやグロスが重そうなど、並び上ガルドは呑気にも見えやすいが、メインロムの時ほど一点読みはされず、ストレスフリーに潜ることができた。

rarirupoke315.hatenablog.com

↑前期のらりるさんの構築。

yanko-poke.hatenablog.com

↑S9の私の構築。

使用構築

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↑サブロムでの使用構築。

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↑メインロムでの使用構築。



個別紹介

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リザードン@メガ石y
性格:臆病
特性:猛火→日照り
実数値:153(0)-×-99(4)-211(252)-135(0)-167(252) ※メガ後の実数値
技:オーバーヒート/火炎放射/エアスラッシュ/ソーラービーム

 はじめてリザyを使ったが、火力が凄まじかった。タイプ相性の枠を超えて大きな削りを入れられるのはかつての特殊マンダには見られなかったもので新鮮だった。このポケモン1匹のおかげでカバ展開に非常に強くなれ、またソラビを採用することでレヒレ等の耐久水ポケモンに撃ち勝てる。このようなマンダには見られない優位点いくつかある一方で、相性の悪さも散見された。まず、天候を晴らしてしまうためにガルドが炎技で大ダメージを受けてしまい、普段では耐えるようなマンダの炎技やドランの噴煙等で瀕死になってしまい、ガルドが対面で勝てるポケモンを少なくしてしまった。また、威嚇もなく岩技4倍であるため、ランドやガブ、ドリュといった地面タイプの物理アタッカーへの受け出しが難しくなってしまった。それ故、呑気ガルドとの相性という点ではリザyよりもマンダの方が優れているとひしひしと感じた。ステロが4倍で入り、耐久もそこまでないため、いかにつり出しやサイクルを駆使してその火力を押し付けるかを考えて立ち回ることが大切。

 

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マンムー@気合いのタスキ
性格:陽気
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-182(252)-101(4)-×-80(0)-145(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/叩き落とす

 いつものタスキマンムーだが、性格及び技構成を変更した。マンダがいないことでいつも以上に対面的な構築となり、数的な有利不利がそのまま勝敗に直結することも少なくはない。意地っ張りにすることのメリットは火力であり、アーゴヨンに対して意地っ張りの礫+呑気ガルドの影うちによって高乱数で縛れることや、初手のカバに大きな削りを入れたりできることが魅力的。だが、構築上、テテフーディンミミでアーゴヨン対策はバッチリであり、またリザyでカバにも睨みを効かせられる。今述べたメリットよりも、確実にガッサや風船ドランの上を取れ、またレヒレの上から殴れる点を評価して陽気で採用した。レヒレには最低限の削りを入れられれば裏のエースの圏内に入るため、意地である必要もなかった。また、叩き落とすを採用することで、カグヤ入りに対してマンムー+フーディン+テテフorミミという選出をして役割集中によってカグヤを削り切ってフーディンを通すこともできるようになり、選出の幅が広まった。純粋にカビゴンの木の実やポリ2・ラッキーの進化の輝石を叩き落として裏のエースに繋ぐ動きも強かったため、はたきの採用はよかったと思う。初手相手のテテフと対面した際にスカーフを叩き落としてリザやフーディンを展開する動きも強かった。

 

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カプ・テテフ@こだわりスカーフ
性格:控え目
特性:サイコメイカ
実数値:145(0)-×-96(4)-200(252)-135(0)-147(252)
技:サイコキネシス/10万ボルト/シャドーボール/ムーンフォース

 一般的なこだわりスカーフを持たせたカプ・テテフ。技構成は私のS9使用構築と同じ。10マンを採用することでギャラに強くなり、カグヤにも削りを入れられる。やはりテテフーディンのテテフはタスキ、次点で眼鏡やZという認識が強いためかスカーフ前提の行動はそこまで多くはなく、スカーフが刺さる場面が多かった。見せ合いでこちらにギルガルドがいることから、初手のテテフ-グロス対面で地震を撃たれることも少なくはなく、シャドボつっぱで突破できてしまう時もあった。フーディンの通っている構築には、初手からテテフを雑に扱ってフーディンで抜いていくプランをとることも多かった。ミミッキュ入りに対してテテフーディン選出する際は数的不利を取らないようにすることが非常に大切で、スカーフテテフで無理やり上から皮をはぎ、裏のフーディンのサイキネで縛ることが大切。この際、見せ合い段階でミミッキュがタスキを持っていそうと判断できた場合はテテフーディン選出を諦めるべき。簡単に止まってしまい返り討ちに合う。また、フーディンが控え目CSでありミミロップの相手をできないため、ロップ入りにはこのスカーフテテフをうまく扱うことが大切。

 ミラーや最速スカーフランドの上をとるために臆病にすることも考えたが、今回は火力を優先した。

 

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フーディン@メガ石
性格:控え目
特性:マジックガード→トレース
実数値:131(4)-×-65(0)-249(252)-125(0)-202(252) ※メガ後の実数値
技:サイコキネシス/シャドーボール/気合い玉/瞑想

 リザードンyでは相手をしたくないバンギラスヒードランボルトロス、カプ・コケコなどにめっぽう強い。それ故、この2メガの相性はかなり良い。相手のミミッキュに対して、ASならばシャドボでは乱数だがサイコフィールド下サイキネで確1というダメ感を覚えておくことが大事。また、メガメタグロスに対してシャドボが8割強入り、またバレットで6割ほど食らうというダメ感も大切。紙耐久なので技の被弾をしないように上から縛る立ち回りをしていきたい。ミミッキュが相手の構築にいる際にはフーディンはほぼほぼテテフと一緒に選出するが、そうでない場合はテテフーディンにこだわる必要はない。フーディン+マンムー+ガルドのような対面的選出もよくした。

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

いつもの。TNを変えこの構築を使っている際には、初手ガルドに対してノータイムポ2後投げ、といったケアの効かない型一点読みはほとんどされなかったため、ストレスフリーに潜ることができた。読まれていても強いのだから、相手視点呑気ガルドか分からないこのポケモンは本当に強かった。テテテフーディンの並びには相性が良く、よく裏に置いて選出もしたが、テテフのサイコフィールド自体とは相性が悪いのでターン管理には要注意。この構築内の唯一のトリル対策枠とも言え、クチート入り等には選出してキンシをいつするかなど、トリルターンを考えて対戦しなければならない。

yanko-poke.hatenablog.com

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ミミッキュ@ゴーストZ
性格:意地っ張り
特性:化けの皮
実数値:159(228)-154(236)-105(36)-×-126(4)-117(4)
技:じゃれつく/シャドークロー/影うち/剣の舞

 S9の最終日2日前まで使用したミミッキュと同じ個体。S9の終盤では陽気の最速電磁波ミミッキュを採用していたが、その理由は相手のリザやガモスのストッパー及びミミッキュに勝てるようにするため。マンダをリザに変更したことに伴い、それらの役割対象がそれほど重くはなくなり、ストッパー性能を高めて汎用性を失うよりも本来のテテフーディンミミッキュといった選出の強さを上げることの方が利点が多いと判断してS9の構築の参考元であるなぎささんの構築の調整をそのままお借りした。全抜きも狙えるこの型にすることで、テテフーディンの裏に置いて役割集中による詰め筋となったり、またリザミミガルドのような対面的な選出でも活躍したりした。ガルドとは違ってテテフのサイコフィールドと相性が良く、ハッサム入りに対してテテフと合わせて選出することでバレパンを防ぎつつ剣舞を積める。耐久振りのため、ハッサムのバレパンを耐えるということも非常に重要。

 

メインロム所感

 今期メインロムではいつものマンマンガルドミミフーディンゴーリで潜っていた。技や調整もほとんど変更はなく、S12の構築からの唯一の変更点は、マンムーの毒を切ってはたきおとすを採用したこと。これにより、テッカグヤの突破及びラッキー入りサイクルの突破がより容易くなった。特にラッキーに対して打ち勝てることは非常に優れており、受けサイクルへの択を減らして勝率を高めた。一方で、毒を切ったことでポリ2をはじめ、ブラッキークレセリアの突破が少々厳しくなり、一長一短であると感じた。今期は変わらずも4ウェポンフーディンを使っていたが、使用感が良かったので電磁波には戻さなかった。今期2つの構築を使っていて特に感じたのが、この構築の害悪に対する対応力の高さである。呪いミミッキュに聖剣ガルド、ハイボマンダにトレースフーディン、そして連続技のあるマンムー。加えて6匹のバランス及び役割もバッチリであり、並び自体は強いものだと再認識できた。

 だが一方で、1年以上も同じ並びを使っているとやはり型バレが激しく、考えられないようなケアの効かないムーブや選出をとられるものをはじめ、身代わりしか見せていないマンダに対して鋼タイプのポケモンが引いたり、当然ガルドには1発滝登りを撃ってひるませてから地震を撃ったりなど、小さな一点読みまで多様にわたっていた。今期は期間も長くインフレシーズンであったのでこの構築でメインロム2150を目指したかったのだが、遠く及ばず終わってしまった。ずっと20前後をうろついていたので全く勝てなかったという訳ではなかったのだが、そろそろこの構築で勝てるのにも限界を迎えているのだとひしひしと感じた。今回2100を達成できたテテフーディンももちろん強い構築であることに間違いないのだが、完成度という点ではマンマンガルドミミフーディンゴーリの6体には遠く及ばない。たとえそうだとしても、前者の方が勝てるということは、やはりこのゲームが型読みゲームの側面が強く、それを乗り越えなければ勝てないという事であり、後者は現段階で一点読みされて勝ち切れるほど強くはないということを意味する。すなわち、今後も真に勝つには新しい構築を作らなければならないと思う。精進しようと思う。

おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。今期はオニゴーリ抜きで2100達成できて非常に嬉しい限りです。また、はじめてマンダ抜きで満足のいく結果を残せて自分にとって大きな成長のできたシーズンだと思います。また、直近の2シーズンで色々あって2100達成できなかったので、久々に2100達成できて感無量でした。来期以降は学校も始まってどれだけ潜れるか分かりませんが、継続出来たら嬉しいです。

 最後に、この構築のQRパーティを公開したいと思います。興味のある方は是非使ってみてください。

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