Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

【USM S13使用構築】純正マンマンガルド【京大カップ優勝】

 はじめに

 お久しぶりです。やんこです。皆さんS13お疲れさまでした。今期はTNやんこぽけ、LoveWingBell の2ロムでS13のシングルレートに潜っていました。まずはじめに、対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。今期はからきおす杯(12/15日に開催された5人1組のチーム戦)の前1週間及び最終日近辺で潜っていました。企画では勝ち上がれたのですが、レートでは全く勝ち切れず、悔しい結果となりました。今回の成績は、

★TN やんこぽけ 最高2002最終17xx
★TN LoveWingBell 最高2017最終18xx
★第41回京大カップ優勝!!!!!!
★からきおす杯カラーブロック「逆襲のキンタマーズ」個人1-0 1回戦敗退


でした。

本当はからきおす杯までの1週間で短期集中2000を達成出来たら今期レートは終わろうと思っていたのですが、思った以上にこの構築が強くてもっと上を目指せると思ったこと、最終日だけならば多少の時間がひねり出せること、からきおす杯1回戦落ちで不完全燃焼だったこと、そして短期集中2000を実際に達成できてレートに対するモチベが少し回復したことから、上を目指そうと考えました。シーズン途中は、全く環境考察も自身の立ち回り振り返り等も行っていなかったことも相まってか、最終日には全く勝てなくなっていて非常に自分の弱さを噛みしめました。


それでは本題に入ります。よろしくお願いします。

 

以下常体

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↑2000達成時の写真。最高レート時の写真は無いです><



経緯

 およそ1か月の間ポケモンから離れていたが、11月末のたまたま日程が合う日に京大の学際でシングルレート準拠の大会が開かれると知ったため、息抜きとして参加してみようと思った。そこで大会に参加するにあたって、いつもの構築(マンマンガルドミミフーディンゴーリ)をベースにいこうと考えた。実際に面と面を合わせる場である以上、オニゴーリが構築に入っているのは印象が悪いと思ったこと、そして今までの1年間でも6匹の中でオニゴーリの選出率が最も低く活躍の場が少なかったためもっと活躍する別のポケモンに変えたいと思ったことから、マンマンガルドミミフーディンの調整や技構成はそのままにして、ゴーリの枠を変えることから考え始めた。今までの構築でオニゴーリが果たしていた役割は、①選出圧力②受けサイクルの破壊 が主である。特に助かっていたのが、レヒレ+カグヤ、カグヤ+ポリ2、ドヒド+ラッキー といったような、他の5匹では突破が面倒になるような低速サイクルの選出をそもそも抑制してくれること。この低速サイクルに通る技を持っていることがまず絶対条件であった。また、京大カップに出るにあたり、受けサイクルへの解答は甘めでも良いと判断したため、今までの構築では立ち回りや選出が窮屈にならざるを得なかった相手に対する解答をより重要視して詰め込もうと思った。まず第一にニトチャめざ氷持ちのリザYに対しての解答。そして次に、カプ・レヒレアシレーヌのような特殊水ポケモンに対しての解答。最後に、激流タスキゲッコウガへの解答。これら3つは今までの構築の大きな弱点であり、どうにかしたいと思っていた。以上から、今回受けサイクルに通る技を持て、そして今までの3つの大きな弱点を埋め合わせるのに1番最適だと考えるポケモンを採用した。それが「チョッキマリルリ」である。叩き落とすを採用することで、カグヤやポリ2絡みの低速サイクルに一貫して負荷をかけることができ、チョッキによりリザYのソラビを耐えるため対面で勝て、レヒレアシレーヌといった特殊水にも対面有利で、また激流ゲッコウガに有利なことも言うまでもない。ドヒドやバレル絡みのサイクルはマリルリではどうしようもないのだが、メガフーディンによる再生力トレースができるので、ラッキーのようなフーディンが全く負荷のかけられないポケモンが相手の構築にいない限りは今まで通りで何とかなった。京大カップの3日前ほどから、移動時間の暇な時間にこの構築をShowDownでポチポチ回していたが、十分満足に勝つことができたのでこのまま京大カップに臨んだ。あおにしさん、当日に3DSを貸してくださりありがとうございます。マリルリも構築にうまくハマり、なんと優勝までできてしまったので、この6体でからきおすも挑もうと決めた。そして最終日に至る。

 

使用構築

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個別紹介

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メガフーディン@メガ石
性格:臆病
特性:精神力→トレース
実数値:159(228)-×-86(4)-210(116)-126(4)-209(156) ※メガ後の実数値
技:サイコキネシス/エナジーボール/気合い玉/めざめるパワー炎
調整意図は、
◯H:16n-1、8n-1の定数ダメージ効率意識
◯B:余り
・変幻自在した無補正252振りのゲッコウガの抜群とんぼ返り最高乱数切って耐え(乱数6.2%)
◯C: 116振り
・エナボ2発でH252D4残飯レヒレを残飯込み確定で突破
・トレースによる変幻自在補正無しでD4振りゲッコウガをエナボで確定1(こちらのメガフーディンが相手のポケモンを突破して裏からゲッコウガが出された場合、またはゲッコウガが激流であった場合を想定)
・C>S調整により、ビーストブーストトレース時にCが上昇
◯D: 4振り
・控え目C特化レヒレのドロポンミズZ低乱数1発(6.2%)
・C182非メガのゲンガー(臆病C252振りのタスキゲンガー)のシャドボ確定耐え
◯S:素早さ実数値209、準速スカーフロトム抜き抜き

 今期、このポケモンマンムーと非常に相性が良いことを再認識させられた。初手に置きやすいマンムーを読んで、相手は初手にナットレイハッサムを置きたくなる。それらを読んでこちらが初手にフーディンを置き、めざ炎で倒すないしは赤ゲージギリギリまで追い込むことで、裏のマンムーの圏内に押し込める。そうすることで、マンムーが通りやすくなるのだ。これは一種の役割集中ともいえよう。また、相手のレヒレやヒトムに対しても同じことが言え、これはガルドと相性が取れることも指している。マンマンガルドを軸に据える上で、このフーディンというポケモンは範囲も取れて非常に相性が良く、是非とも推したい。今やこいつなしには戦えないと言えるほど信頼を置いている。

 

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マリルリ@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:力持ち
実数値:205(236)-112(252)-101(4)-×-102(12)-71(4)
技:アクアブレイク/アクアジェット/じゃれつく/叩き落とす

 場持ちをよくするためにHAブッパをベースとし、B<DでDL対策を行った。ギルガルドの下から叩き落とすを打ち込みたかったので素早さはこれで良いと判断したが、同族やカグヤ・ポリ2の上から動きたい場面も多かった。先述の通り、リザやレヒレアシレーヌゲッコウガに対してかなり安定するようになった。ただ、そのようなポケモンにばかり気をとられて、マリルリ+マンムー+マンダ等の選出をしてしまうと相手のミミッキュにボコボコにされてしまうので注意。選出を悩んだ際は、今までがこの枠はゴーリであり、他の5体で頑張れてきたことを念頭に置いて、決めていた。本当に都合のいいポケモンであり、選出すれば必ず一定の仕事をこなしてくれるが、その万能性ゆえの弱さも散見されたポケモンだと思った。

 

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メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

  いつもの。唯一の浮いているポケモンであり、非選出時には地面の一貫ができることに注意しなければならない。Showdownでこの構築を回している際、私だとは絶対に分からないTNで試運転していたのだが、その際はHBカバルドンランドロステッカグヤエアームド等、物理マンダを想定しての後投げが頻繁に行われ、easy win をたくさん経験できた。一方で、レートではそのようなムーブはほとんどなく、よくラッキーやコケコ、ドランを後投げされ、TNで型判断されているのだとこの上なく痛感した。

 

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マンムー@気合いのタスキ
性格:意地っ張り
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-200(252)-101(4)-×-80(0)-132(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/毒々

 いつも通り強かった。マリルリが構築に入ってきたことで、タスキを持たせていた一番の理由である、対水ポケモンにタスキを盾に突っ張って削りを入れられること、の役割が少し薄くなったので別の持ち物を持たせるのもアリかもなと考えたが、全く時間がなかったのでいつものままASタスキで採用した。ゴーリを抜いたことで全体として崩しの点で少し弱くなってしまったので、ジメンZにするのはありかもしれない。

 

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

 いつもの。強い。初手のマリルリ-グロス対面でガルドに引いていたが、9割型の相手が地震を選択してきて、窮屈な試合展開になることも少なくなかったので、立ち回りはもう少し煮詰めなければならない。このポケモンの強さや立ち回り方等に関しては、私が以前書いた単体考察記事を参照。ちなみに、最近はこの型が一般的に認知されるようになってしまったので、グライオンはみがまもや羽でPP枯らしに専念してきてすぐには攻撃してこないため、受けルの崩しは厳しくなった。

yanko-poke.hatenablog.com

 

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ミミッキュ@ゴーストZ
性格:陽気
特性:化けの皮
実数値:151(164)-122(92)-108(60)-×-126(4)-154(188)
技:シャドークロー/影うち/呪い/電磁波
調整意図は、
〇A:92振り
・シャドクロZ+影うちで、単水タイプ想定の無振りゲッコウガの突破率95.3%(ラス1対面で、水手裏剣を撃ってきた場合を想定)
〇B:60振り
・A特化ミミッキュのA2↑影うち乱数12.5%
〇D:4振り
・無補正C252振りのリザyの晴れ下火炎放射乱数6.2%
・特化カプ・テテフのPF下サイキネ確定耐え
〇S:素早さ実数値154、11n配分、準速100族抜き抜き

 いつもの。強かったけど型読みされたら弱いポケモン。ミミ-ミミ対面ゲコバックして突っ張るとかほんとにやめてくれ…

 

おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。今期は自分が全く納得のいく結果を残せませんでした。その原因は、考察を疎かにして立ち回り等が確立されなかったこと、対戦数が少なく相手の型は分からないのに一方的にこちらばかり型読みを受けること、そもそも構築が環境に合っていなかったことの3つが主だと思います。つまりは、勝ちたいならば構築ほぼ固定とはいえこのゲームに十分時間を費やして向き合っていかななければならないのだと再認識しました。最終日付近でちょろっとレートやって上を目指せると思っていた自分が甘かったです。来期以降もレートに膨大な時間を注ぐつもりはもうないので、しばらくは上を目指してレートすることもないかな、と思います。またオフや企画等でモチベが上がり(今回がそうでした)、時間も十分取れそうならその時にまた上を目指そうと思います。

 また、この構築のQRパーティを公開して下に貼っておいたので、興味ある方はぜひ使ってみてください。

 最後に、告知だけ行います。1/18(金)20:00~やんこチームVSふじこチームで対抗戦を行います。対戦の様子はキャスで配信されるので是非とも見に来てください!お互い有名な人ばかりでかなり豪華な組み合わせになっていると思うので、是非とも盛り上げられたらなって思います。

 質問等がある方は、Twitterで@yanko_poke までお願いします。よかったらフォローしてください(^^)

3ds.pokemon-gl.com