Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

ネジキカップ振り返り【祝3勝!!】

 

はじめに

 お久しぶりです。やんこです。この度、菊一文字(@kikutiniconico)さん主催の 8/5(日)に開かれた非公式特殊ルールオンライン大会、ネジキカップに参加してきました。私も運営の一人として大会がスムーズに進むよう尽力するとともに、この大会を全力で楽しみました。参加者の皆さん、参加ありがとうございます。そして対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございます。今回はこのネジキカップに参加した際の対戦前の思考や6体の組み方、及び実際の対戦について書いた記事となります。よろしくお願いします。

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ルール説明

 本大会はかなり特殊なルールになっています。大まかなルールを箇条書きすると、
〇主催によってランダムで抽選を受けて決まった8匹から6匹を選び、パーティを作る
〇メガストーン禁止
〇対戦はダブルイルミネーションのトーナメント方式。対戦後、勝者は敗者のパーティ6匹から1匹を選び、自分のパーティのポケモンと交換する

というものです。3世代や4世代にやりこんだ人も多いであろうバトルファクトリーを模した大会であることが伺えます。勝ち続けることでどんどん強い6匹になっていき、最終的には初めの6匹とはまるっきり違うものになるかもしれません。とはいえ、初めの6匹が強いに越したことはなく、最初の抽選はとても大事なものになります。詳しいルール等は、下記のURLを参照ください。

kikuitiniconico.hatenablog.com

 

抽選結果

 7/1、菊一文字さんのツイキャス放送にて、はじめのポケモンの抽選が行われました。以下の表が参加者全員分のポケモンです。

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そして私に与えられた8匹(このうち自分で6匹を選ぶ)は次の通り。

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いやまじで絶望してましたね。この8匹でどうやって勝つんだと。俺だってカバドリュとかギャラナット使いたかったよ😓一時期本当に最初のポケモンが貧弱すぎて適当にやろうかとさえ考えていましたが、せっかくの企画なので精一杯やろうと決意しました。

 

以下常体

 

事前考察

 まず自分の8匹を見て考えたことが、タブンネのトリルとアーケオスの追い風の、スイッチ展開。初手アーケオスでステロを撒き、追い風で退場、余裕があればがむしゃらをし、エースにつなぐ。エースが上から制圧し、追い風が切れたところでタブンネに引いて、トリルを貼り、あくびや願い事でエースを再展開するという戦法。数値の低いパーティなので上から制圧することで何とかなるのではと考えた。しかし、8匹を見てもらったら分かるように、中速ポケモンは沢山いるのだが、肝心の高火力のエースとなりうるポケモンがいない。デンリュウパチリスは地面タイプがいるだけで選出しにくいし、トロピウスジュゴンは数値が低すぎて論外。キテルグマも相手を1キルするほどの火力はない。唯一可能性があるのがアローラサンドパンだが、あられを降らせて雪かきからの全抜きの方が優れているのに加えて相手からも対策をされやすいと考えたので却下。

 他にもあられジュゴンからのサンドパンエース展開やサンパワートロピウスエース展開も考えたが、どれもピンとこず却下。かなり困っていたのだが、ここで考え方を180度ひっくり返した。今までは攻めに攻めてエースで全抜きをする考え方ばかりしていたが、守備に主眼を置いて構成を決めようと考えた。こちらだけではなく、相手も数値が低い場合が多いため受けサイクルを作ってクルクルさせることで安定して勝てるのではと思い、再び考え始めた。まずはキテルグマ。特性のもふもふも併せて優秀な物理受けになると考えた。ビルドレを採用してHBゴツメ型にして、より物理受けに特化させた。次にタブンネ。特性の再生力も優秀であるのに加えて、願い事やあくびでサイクルを有利に進められると考えた。HDに特化させて特殊受けとした。この2匹でクルクルしているだけで(脳内では)かなり強いと考え、ステロを事前に撒いておけば有利に試合を運べると考え、ステロ枠としてサンドパンアーケオスを採用。キテルグマ+タブンネ+ステロ枠を基本選出にした。次に、羽休めと宿木の種を使えるトロピウスもなんやかんや強いと思い採用。こいつがなんと竜の舞を覚えボーマンダのような動かし方ができること、そしてタブンネが攻撃技/あくび/守る/願い事 とブラッキーのような構成をとることから、疑似的なブラマンダが完成した。強いに違いない(確信)。ラストは残りのポケモンの中で1番ポテンシャルが高そうなデンリュウを採用。貧弱すぎて嘆いていた8匹が、何とも強そうなパーティに早変わりしたのである。

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個別紹介

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キテルグマゴツゴツメット
NN:ぼっきなうw
調整:腕白HBブッパ
技:ドレインパンチ/ビルドアップ/どくどく/いたみわけ

ましろさん親個体の提供ありがとうございます!

 

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タブンネ@食べ残し
NN:NIGHT★
調整:穏やかHDブッパ
技:シャドーボール/まもる/願い事/あくび

とすTさん親個体の提供ありがとうございます!

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アーケオス@オボンのみ
NN:うごきすぎ
調整:陽気ASブッパ
技:ストーンエッジ/とんぼ返り/ステルスロック/がむしゃら

HiROさん親個体の提供ありがとうございます!

 

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サンドパン(アローラの姿)@気合いのタスキ
NN:かみダッサw
調整:意地っ張りASブッパ
技:つららばり/地ならし/どくどく/ステルスロック

くっきーさん親個体の提供ありがとうございます!

 

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トロピウス@混乱実
NN:おれはマンダ
調整:意地っ張りHASベース
技:地震/竜の舞/宿木の種/羽休め

やざわさん親個体の提供ありがとうございます!

 

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デンリュウ@デンキZ
NN:モモコ
調整:控え目HCブッパ
技:10万ボルト/気合い玉/光の壁/どくどく

くっきーさん親個体の提供ありがとうございます!

 

NNを付けることもこの大会の醍醐味の1つだと考えたので全ポケモンにニックネームを付けた。特に事前考察で強いと感じていたキテルグマタブンネには、超絶ダサいNNを付けて交換対策を行った。この作戦が功を奏しのかは分からないが、最終的に2匹ともとられなかったので良かった。

 

実際の対戦 

 ここからは大会当日の実際の対戦記録について書く。ダブルイルミネーション形式をとっているので、2敗するまで対戦は続く。

〇表トナメ第1回戦vsあいまるくん

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1回戦の相手は事前にわかっているため、多少のメタ張りは可能。初戦の相手は前期エルレイドを軸とした構築でレート2100を達成したあいまるくん。TwitterでもともとFFであり、レートでも何度も当たったことがあったのでとても楽しみな対戦であった。そして何より特筆すべきは、お互い星空凛オタクであるという事。負けるわけにはいかねぇ…!


相手のパーティを確認したところ、ゲンガーとヤミラミのゴースト2枚が本当にきつかった。うちのエースキテルグマが何もできないし、おそらく鬼火/自己再生/挑発を所持するであろうヤミラミの突破手段がこちらの貧弱な6匹では、PP枯らしか油断を誘って毒を入れることくらいしか思いつかなかった。

試合展開は、これ勝てる要素無かったのではないかと思えるほどの完封負け。予想通りヤミラミは鬼火/自己再生/挑発を持っていたし、ドラピオンに毒菱を撒かれてPP枯らしもきつい状況。そこで命の珠ゲンガーに3タテされてゲームセット。まだラムの実を持たせたアーケオスやチョッキ持ちデンリュウ等を構築に入れて選出した方が試合になっていたと思う。事前考察不足であった。アーケオスを指名され、オドリドリと交換された。パーティ相性が悪かったと割り切りルーザーズトナメへ。

 

〇裏トナメ第1回戦vs キューーーさん

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相手の構築には超高火力ポケモンも積みポケモンも、回復ソースのあるポケモンもいなかったので初手サンドパンでステロを撒き、タブンネキテルグマサイクルでクルクルしていたら勝てると考えた。結論から言うとキテルグマドレインパンチを連打しているだけで試合が終わった。ぼっきなうwのキテルグマが本当にたくましく見えた。どんな技を撃たれても耐えて、返しのドレインパンチで回復する様はまさにピンクの悪魔。相手にはキテルグマの恐怖を植え付けたに違いない。高速アタッカーが欲しかったのでエテボースを指名。役割がもともと小さいと考えていたデンリュウを手放した。とりあえず一勝できたので一安心だった。

 

〇裏トナメ第2回戦vs KENTさん

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まず見せ合い画面で、相手のパーティと自分のパーティの見た目種族値の差で笑った。ステロの通りがかなり良さそうで、またこちらのタブンネキテルグマサイクルを崩されなさそうだったのでサンドパンキテルグマタブンネと選出した。初手のステロに合わせてペンドラーが鉄壁を積んできてエンペルトにバトンされた時や、ゾロアークのカクトウZでキテルグマが飛ばされた時はかなり焦ったが、相手の選出的にタブンネを突破できない選出で、あくびで流しつつ願い事で回復を挟んでいって無難に勝利。サンドパン以上にステロ枠として安定感のあるエンペルトを指名。あいまるくんに送り付けられたオドリドリを手放した。この辺りから、あれもしかして俺のパーティ最強じゃね?wと考え始めた。

 

〇裏トナメ第4回戦vs たかちーさん

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裏トナメ第3回戦の相手は、棄権者だったため不戦勝。相手の6匹は低速のポケモンが多く、ノーマルの通りがかなり良いと感じたため、初手にエテボースを置き猫だまし+とっておきで数的有利を作っていこうと考えた。その障害となりそうなプテラにはキテルグマの後投げで対応できると考えたので裏にはキテルグマを置いた。ラストはなんやかんや強いタブンネを選択。最初の想定通り、エテボースの猫だまし+とっておきで初手のエレキブルを無傷で突破し、裏から出てきたトロピウスにもとっておきZで大打撃を与えた。ラストの竜舞ナマズンキテルグマで毒を入れ、ビルドレで倒して手堅く勝利。エンペルトタブンネのあくびから積んで全抜きを目指せるナマズンを指名。これまでの試合で出せそうにすらなかったトロピウスを手放した。負け要素のほぼない試合ばかりをこなしてきたので、この調子で本当に裏トナメ優勝できるのでは、と意気込んでいた。

 

〇裏トナメ第5回戦(準々決勝)vs なとさん

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相手のミロカロスバルジーナを見てゲロを吐いた。突破手段が本当にない。バルジーナは、羽休めに合わせてキテルグマドレインパンチを押すことで何とかなると考えたが、おそらく火炎玉を持っており毒の通らないミロカロスが本当にきつい。ビルドアップを極限まで積み、ドレインパンチで回復しつつ突破するくらいしか思いつかなかった。最後まで正解の選出が分からなかったのでエンペルトキテルグマタブンネと選出。試合は黒い霧ミロカロスで完全に詰んで終了。あっけない終わりであった。やどみがモンジャラの身代わりも割れないし、相性的にどうしようもなかった気もする。このような構築で詰まないためにも、事前考察段階で絶対零度ジュゴンを採用しなかったのは反省点である。

 

 

これで自分のネジキカップは終了。ディアルガブロックの結果は下の画像のようになった。何回目かわかりませんが、表トナメ優勝者のマサクロさん、裏トナメ優勝者のなとさん、優勝おめでとうございます!!

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おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。

 まずは運営として、ネジキカップにたくさんの方が参加してくれてとても嬉しかったです。参加ありがとうございます。そしてお疲れ様です。このルールは本当に楽しいものだというのは百も承知済みなのですが、一番面倒なのはその育成です。普段レートで全く見ないようなマイナーポケモンなど、GTSを探してもなかなか親子体は見つからないでしょうし、遺伝技を遺伝させるのも大変だったでしょう。そのような煩わしさを通り越してはじめて楽しめる大会ですし、お疲れ様ですという言葉を向けます。それとともに、特にこれといった大きなトラブルもなく、皆さんのマナーが良かったことにも非常に感謝します。ありがとうございました。いつになるかは分かりませんが、第2回も開けたらいいですねという話も出ているので、是非次回もあれば参加お願いします。今回参加を見送った方も、とても楽しいルールの大会ですので第2回こそは是非奮ってご参加ください。

 そしてネジキカップの1参加者として、この大会は本当に楽しかったです。まずは対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。私自身、はじめの抽選が本当に絶望的でいろいろな試行錯誤を重ねていましたが、それが功を奏して3回も勝てて本当に嬉しかったです。大健闘と言っていいでしょう。一つ反省点を上げるとするなら、タブンネキテルグマサイクルに執着しすぎて他のポケモンをあまり信用しなかった、あまり考察しなかったことです。負けた2試合はこのサイクルではどうしても突破できないものだったので、そういった際の対応を裏のポケモンで考えておくべきでした。

 最後になりましたが、主催の菊一文字さん、そして一緒に運営をしたおぜさん、あばたーさん、本当にお疲れさまでした。そして、通話窓でマイナーポケモンの親個体を貸してくれた皆さん、ありがとうございました。めちゃくちゃ助かりました。

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 ↑最終戦時の交換前の私のパーティ