Wanna be the Biggest Dreamer

主にポケモンの構築記事について綴るブログです。メジャーな型より地雷型、王道より邪道、メタられるよりメタる方が好きです。

【USM S8 最高最終2109】NEOやんこパ【2ロム2100達成】

目次

 

はじめに

 お久しぶりです。やんこです。TNやんこぽけ/LoveWingBell の2ロムでS8のシングルレートに潜っていました。まず初めに、対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。私の今回の成績は、

★TN やんこぽけ最高最終2109 最終51位

★TN LoveWingBell最高2108最終2067 最終96位

でした。2ロム2100達成できたのは嬉しい限りです。

 今回は私がS8の終盤に使用したパーティについての記事です。このパーティは私のS6使用構築(通称やんこパ)を少しいじったものです。並びが全く同じであるのに加え、中身もさほど変わっていないので構築紹介というよりは今期この構築を使用する上で意識したことや感じたことを書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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↑今期の最終順位。

yanko-poke.hatenablog.com

↑元祖やんこパ。詳しい個別紹介はこちらを参照。

 

使用構築

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個別紹介

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メガフーディン@メガ石
性格:臆病
特性:精神力→トレース
実数値:159(228)-×-94(68)-203(60)-126(4)-207(148) ※メガ後の実数値
技:サイコキネシス/エナジーボール/めざめるパワー炎/電磁波

 調整意図は、
◯H:16n-1、8n-1の定数ダメージ効率意識
◯B:余り
・ABミミッキュ(A実数値140)のA2↑影うち低乱数1発(6.2%)
◯C: 60振り
・エナボ2発でH252D4残飯レヒレを残飯込み超高乱数で突破(急所非考慮で突破率98.0%)
・エナボ2発で H252D4 スイクンを超高乱数2発(98.8%)
・トレースによる変幻自在補正無しでD4振りゲッコウガをエナボで確定1(こちらのメガフーディンが相手のポケモンを突破して裏からゲッコウガが出された場合、またはゲッコウガが激流であった場合を想定)
◯D: 4振り
・控え目C特化レヒレのドロポンミズZ低乱数1発(6.2%)
・C182非メガのゲンガー(臆病C252振りのタスキゲンガー)のシャドボ確定耐え
◯S:素早さ実数値207、最速135族(メガミミロップ)抜き抜き

 途中まで特性マジックガードフーディンを使っていたが、初手ミミロップフーディン対面で猫だましを撃ってから引いてくるプレイヤーがあまりに多く、精神力の方が活躍の機会が多いと判断して変更した。ヒードランカビゴンに対して気合い玉が欲しいと思ったことは何度もあったが、ハッサムに対しての有効打であるめざ炎はどうしても切ることはできなかった。ヒードランカビゴンは構築単位で重いポケモンだが、オニゴーリの起点になるポケモンなので最悪運ゲに持ち込めることからこのポケモンで見なくてもよいと判断した。この技構成が1番この構築合っていると思っている。一方で、調整は前期考えたものをそのまま流用したが、最近のミミッキュはAに振り切ることも多くなったため2舞影うちで落とされてしまう場面が2回ほどあった(そもそも2舞ミミッキュフーディンを投げる立ち回り自体が怪しいのでほとんど行わなかったが)ため、調整に関してはもう少し改良の余地があるかもしれない。

 「トレースしたビーストブーストで素早さが上がる」ことを覚えておくのが意外と大切。そのことを心掛けているかいないかで立ち回りが変わることが多い。S上昇により、素のSでは抜けないスカーフポケモン等を抜くことができて一気に全抜きを狙えることもある。

  刺さる構築にはよく刺さるのでゴーリ抜きでもよく選出した。

 

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オニゴーリ@食べ残し
性格:臆病
特性:ムラっけ
実数値: 177(172)-×-107(52)-101(4)-104(28)-145(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/守る/身代わり

 先日のバトルオブシンオウで私は積極的なゴーリの選出を意識し、そこそこ勝つことができたのでこの経験を生かして初めのうちはレートでもゴーリを積極的に選出したが、全く勝ち切れなかった。今までと同じように、2割程度の選出に抑えたところサクサク勝つことができたので、個人的な意見として“この構築を使う上では”積極的なゴーリ選出はあまり強くないのだと思った(私がオニゴーリを使うのが下手くそなだけかもしれないが…)。私がこのポケモンを選出するのは「ブッ刺さってる時」と「ゴーリがいないと突破が難しいポケモンがいる時」である。

  前者(ブッ刺さってる時)が当てはまる構築は特に高レート帯ではあまり存在しない。ブッ刺さているように見えても、呪いミミッキュや滅ゲンが絡められたりしており、みがまもをするだけで簡単に勝てる場合は少ない。ゲンガーがいる場合は交代読みで積極的に零度を撃つこと、ミミッキュがいる時はラス1ゴーリとならないように残りHPが少なくても呪いの解除やZ透かしに使えるため味方のポケモンを温存しておくことが大切。

  後者(ゴーリがいないと突破が厳しいポケモンがいる時)について具体名を挙げると、再生持ちイカサマ非所持のポリゴン2、ヘビボンワンウェポンのカビゴン、火炎玉ミロカロス、瞑想ピクシー等が相手のパーティにいる時である。パーティ内に超火力を持つポケモンがおらず、積み技持ちのポケモンもいないので一致弱点の付けない耐久ポケモンの処理はどうしてもオニゴーリ絶対零度に頼らざるを得ない。一方で、それらのポケモンオニゴーリが一方的に有利をとるポケモンであるため選出されないことも多々あった。その場合ゴーリが腐ってしまうことが多い。それらのポケモンを見たらゴーリを選出せざるを得ない、のではなく、ゴーリを見て起点になることを恐れて出てこない願望でゴーリの選出を控えることも大切。これは完全に選出択であるので何とも言えない。その時の勝負勘をアテにしていた。

 

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メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

 とても強かったが型バレした時の弱さを最も痛感したポケモン。再戦でもなく技も見せていないのにラッキーやアローラベトベトン等を即後投げしてくるのは勘弁してほしかった(5回ほどやられた)。だが、それだけこのパーティが有名になったことを示しているので、嬉しい気持ち半分だった。草ポケモンとカグヤやハッサムナットレイの迅速な処理をこの枠には任せたいので腕白マンダの採用も検討したが、クチートグロスに弱くなるので却下した。

 

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マンムー@気合いのタスキ
性格:意地っ張り
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-200(252)-101(4)-×-80(0)-132(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

 最速ガッサが少ないこと、速いレヒレが少ないと思ったことから陽気から意地っ張りに変更した。相手のマンムーが構築単位で重くなってしまったが、初手のカバやリザ等に対してより安定して十分なダメージを与えることができたので変更して良かったと思う(私が今まで頑なに最速マンムーを使っていたのでそれ前提で立ち回ってもらえるかも、という下心もあった)。意地っ張りにすることで、アーゴヨンに対して礫+ガルドの影うちで縛れる乱数が大きく変わるので意地っ張りの採用に踏み切った。相手のマンムーや速いレヒレ、最速メガバンギラスに抜かれる点が非常に苦しかったが総合的には意地っ張りの方が有用だと判断した。

 

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

yanko-poke.hatenablog.com

↑このガルドについての単体考察記事を書きました。このポケモンの強さ及び立ち回り方をかなり詳しく書いたので是非一読ください。

 

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ミミッキュ@ゴーストZ
性格:陽気
特性:化けの皮
実数値:131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
技:シャドークロー/影うち/呪い/電磁波

 めちゃくちゃ強かった。S6やS7では、このポケモンの選出は断トツでワースト1位だったが、今期使っていて初めてこのポケモンの強さに気づけた。以前までは、ほとんどフーディン+ゴーリ+ミミッキュという選出でしかこのポケモンを出さなかったが、ゴーリ無しの選出で初手から出して重めの水ポケモンやヒトムをゴーストZで雑に削ったり、電磁波や呪いを撃って裏のマンダの身代わりでシナジーをとったり、ラストに残しておいて詰めの役目を果たしたりと、大活躍だった。今期はこのポケモンの強さに気づけたことが一番の収穫である。同じ構築を永らく使っていても新しい発見があってどんどんプレイングが磨かれていく気がしたのでとても楽しかった。構築単位で重いリザやガモスに対して、先に展開されてしまった際に皮を盾に電磁波をまいてマンダの身代わり連打で麻痺バグを待つ、という立ち回りをよくした。また、既に呪い状態の相手にZ呪いを撃って体力を全回復するという立ち回りも何度かした。

 一方で、この構築の中で最も使い慣れていないポケモンであるので何度も使い方を間違えた。いらないタイミングで呪いを撃って無駄に体力を削ってしまったり、火力を信頼しなさ過ぎて不要な場面でZを消費したりとプレミのオンパレードだった。今期のプレミの約半数はこのポケモンのダメ感を知らずに犯してしまったものだと思う。来期以降この構築を使う際はしっかりダメ計を回して確実なプレイングを身に付けたい。このプレミを減らせればもっと上位に食い込めると思う。

 

おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。かなり簡潔に書きましたが、書きたかったことは書けたと思います。今期はオニゴーリとの決別及び新構築の開拓を目指してレートをしていたのですが、ゴーリ抜きの構築では全く勝つことができず、適正レート1800でずっと停滞していました。勝てなかったのが本当に鬱だったのでプライドを捨て、すでに公開した構築ではありますが、自分の1番扱いやすいこの構築を使用したところ、2ロム2100という満足のいく成績をとることができました。中身がバレていても勝てたこの経験は、これから大きな糧になると思います。

  また、この構築の中身が多くの方にバレていた一番の理由がQRパの使用数の多さです。現時点で9000回以上も使用されており、多くの方がこのQRパと対戦して中身を調べるに至ったのでしょう。QRパの使用数が多いことは非常に嬉しく、ありがたいことなのですが、まさかここまで自分の首を絞めるとは思っていませんでした。しかし、その逆境を乗り越えて2100達成できたので中身がバレていても勝てるこの構築の強さを証明できたと思います。中身がほとんど同じなのでS6の構築のQRパのURLを貼っておきます。少しでもこの構築に興味を持ってくれた方は、是非活用ください。QRパで2000や2100達成しました!のような報告待ってます。

  何か質問がある方はTwitterで、@yanko_pokeまでお願いします。よかったらフォローしてください(^^)

3ds.pokemon-gl.com

↑S6の構築のQRパーティ。相違点は、マンムーが陽気であること、フーディン努力値がHBSベースであること、の2点であり、他は同じである。

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↑メインロムの最高最終レート

 

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↑サブロムの最高レート

【単体考察】弱点保険呑気ギルガルド

目次

 

はじめに

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 お久しぶりです。やんこです。今回は私が永らく愛用してきた地雷ポケモン、弱点保険呑気ギルガルドの単体考察についての記事です。このポケモン相手のガルーラやメタグロスギャラドス等の対策必須のメガ進化ポケモンの処理を任せることができ、また受けループやゴーリ・天候パ(ドリュやメガラグ入り)やトリパにも強い、非常に対応範囲広いポケモンとなっております。この弱点保険呑気ギルガルドは私が開拓したポケモンではないのですが、非常に強力なポケモンなので布教したいと思ったこと、そして自分の思考の整理になると思ったことから記事にさせていただきます。単体考察とはいえども、ポケモンバトルは1体でするものではなく、数多の“並び”で行うものであるので、このギルガルドを組み込んだ私のS6使用構築(下のURL参照)に寄り添ってこの記事を書きます。初めての単体考察の記事となるので拙い部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。

yanko-poke.hatenablog.com


調整

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
実数値:
167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
167(252)-171(4)-110(236)-172(12)-71(4)-72(0) ※ブレードフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/聖なる剣/キングシールド

tsukajun0622.blog.fc2.com

↑6世代環境で書かれた弱点保険呑気ギルガルドの単体考察記事(無断転載なので問題があればご指摘ください)。こちらの記事も一読してみることをおススメします。

 

Sラインについて

 質問されることが多かったのでSラインについて書きます。この弱点保険呑気ギルガルドのSラインは主に以下の3種類に分けられると思います。Sラインをどこにするべきかは周りのポケモンによりけりであるため最終的には自分で決めてほしいですが、それぞれの調整意図等を書いていきます。


1.S個体値VのS実数値72(推奨)
S4振り50族を抜く調整。主にクチートを抜ける点を評価する。私自身、大文字搭載の特殊マンダとこの呑気ガルドを組ませることが多く、影うちやシャドボでクチートを少しでも削ればマンダの文字圏内に入るためガルドがクチートを抜けることはとても重要だった。

2.S個体値22-25のS実数値68-69
S無振り50族抜かれかつ無振りカバルドン抜き調整。トリル下でクチートの上をとりたいが、素の状態ではカバの上はとりたいという調整。体力満タンの状態だと相手のギルガルドに対しても若干安定度が増す。

3.S個体値0のS実数値58
最遅調整。トリル下でより猛威を振るうことができる。トリル下で、ほぼ確実に、遅いアシレーヌや性格S下降補正のポリゴン2の上をとれるという安心感がある。

 

詳細

 強み

・圧倒的な物理耐久

・弱点技(特に物理技)を利用して、火力を底上げできること

・他の型(特にゴーストZや毒守型)を想定した立ち回りを崩せること

 

 このギルガルドの主な強みは上記のものです。その衝撃的な物理耐久から特化メガバシャーモのフレドラも耐えてしまいます。その硬さ及び強さは下の項でダメージ計算付きで詳しく書く連ねているのでそちらをご覧ください。

 

弱み

・特殊弱点技を受けるのは難しいこと

・数値受けを崩す手段に乏しいこと

・素の状態の火力に乏しいこと

 

 このギルガルドの主な弱みは上記のものです。基本的に毒々を持つギルガルドが有利対面をとれるポリ2やカビゴン等には不利をとってしまいます。周りのポケモンでのサポートが必要です。また、弱点保険が発動していないと火力が乏しく、素のシャドーボールで耐久振りのミミッキュやテテフが落とせないほど非力です。テテフに後投げ等の立ち回りは極力しない方が良いです。

 

6世代との相違

 このポケモンは上記の単体考察記事があることから分かるように、6世代から存在していたポケモンですが、6世代環境では0に等しいと言って良いほど見かけない型でした。その理由は、主に以下の3つが考えられます。

 

1.6世代環境ではガルーラの火力が今よりも高く、対ガルーラ性能が劣る

 親子愛の補正が今よりも大きく、また今よりも地震の採用率が高かったことから、交換読みで地震を撃たれると何もできずに倒されてしまうので後投げが安定しませんでした。

2.ファイアローという優秀なバシャーモ対策ポケモンがおり、このポケモンで対策するまでもない

 このギルガルドの大きな特徴の一つに「バシャーモに対面から安定して勝てること」が挙げられますが、6世代環境ではこのポケモンを使わずともファイアローで十分なバシャ対策が可能でした。

3.このポケモンが一方的に強いメガメタグロスが今と比べて圧倒的に少なかった

 今でこそメガメタグロスは環境トップメタに君臨しますが、6世代ではメガガルーラの全盛期だったこと、メガシンカしたターンのSが低かったこと、カプ系統やミミッキュなどの強力なフェアリーポケモンが少なかったことが相まって、メガメタグロスは6世代ではあまり見かけませんでした。

 

 

ダメージ計算と動かし方

 

ダメージ計算の被ダメの()内は実際のダメージ量。HP管理が非常にシビアなポケモンであるため感覚的にでもこの値を覚えることが非常に大切です。

 

以下常体

 

VSメガガルーラ

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優位度★★★★☆

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・A特化メガガルーラの親子愛地震 61%~71.8%(85~100)
・同上炎のパンチ 38.9%~46.1%(65~75)
・無補正A252メガガルーラの親子愛地震 46.1%~55.0%(77~92) 乱数2発 64.4%
・同上炎のパンチ 34.1%~41.9%(57~70)

▽与ダメ
・A2↑聖なる剣でB4振りメガガルーラに192~228のダメージ
=H4振りメガガルーラ 確定1発
=203メガガルーラ 94.5%~112.3%(192~228) 乱数1発68.7%

  このギルガルドの対ガルーラ性能は非常に高い。炎のパンチのやけどさえ引かなければ、基本的にHPを半分程度残しつつ弱点保険が発動した状態でガルーラを処理し、裏のポケモンと対面できる。影うちで裏のポケモンをがっつり削れるので相手のポケモン1.5体分を処理するという、十分な活躍が見込める。

  私はガルーラを相手に選出させる方法として、S6・S7に同じパーティにマンムー及びオニゴーリを入れた構築を組んだ。この2匹を構築に組み込むことでかなりの確率でガルーラが選出された。初手マンムー読みのガルーラを読んで初手からギルガルドを投げることもあったが、ガルーラと同居しがちのゲッコウガが初手にきてガルドが削られてしまうと仕事を果たせないので、初手にマンムーを置くことが多かった。ガルーラとマンムーが初手で対面した際はガルドに交代する。大体の相手が猫か捨て身かグロウを撃ってくるのでガルドが無償降臨できる。この対面では基本的に聖なる剣を撃つが、相手の裏にミミッキュギルガルドがいる際は要注意。聖剣を透かされれば択が発生してしまう。時にはガルーラにシャドボを押さなければならない時も来るため、ガルミミの並びを1匹だけで見るのは難しいが、分の悪くない勝負はできる。ガルーラをみたらほぼ100%このポケモンを選出していた。


VSメガメタグロス

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優位度★★★★★

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・無補正A252メガメタグロス地震 40.7%~49.1%(68~82)
・同上アイアンヘッド 15.5%~18.5%(26~31)

▽与ダメ
・通常シャドーボールでD4振りメガメタグロスに120~144のダメージ
=8.9割程度
・通常影うちでB4振りメガメタグロスに48~56のダメージ
=3割程度
・A2↑影うちでB4振りメガメタグロスに92~110のダメージ
=6.7割程度 

 対メタグロス性能も非常に高い。このガルドの後投げにより、安定してメガメタグロスの処理を図れる。後投げのタイミングで相手に読まれて地震を撃たれたとしても、2耐えするので安心である。ガルド交代読みの地震→アイへ怯み→地震 によって乱数で落ちてしまうが、それは運が悪かったと割り切るしかない(私も過去3回ほど経験した)。基本的にはHPフルのマンムーやミミゴーリフーディンへのアイへやマンダへの冷凍パンチのタイミングに合わせて後投げしてシャドボを撃つが、サザングロスの並びであった場合はグロス対面で聖なる剣を選び、負荷をかけていくことが大切。このガルドを使うことでアイへ怯みによる運負けを減らせるだろう。アイへを撃たれた際に気合いのタスキで耐えたマンムーや化けの皮を盾にしたミミッキュが動く前提で立ち回るのではなく、このガルドに引いて安定した処理を心掛けることが大切である。


VSメガギャラドス

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優位度★★★☆☆

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・A特化メガギャラドス地震 46.7%~56.2%(78~94) 乱数2発 76.1%
・同上1舞地震 70.6%~83.8%(118~140)
・同上2舞地震 93.4%~110.1%(156~184) 乱数1発 56.2%
・同上噛み砕く 57.4%~68.2%(96~114)
・同上1舞噛み砕く 83.8%~100.5%(140~168) 乱数1発 6.2%
・無補正A252メガギャラドス地震 43.1%~51.4%(72~86) 乱数2発 5.0%
・同上1舞地震 64.6%~76.6%(108~128)
・同上2舞地震 85.0%~100.5%(142~168) 乱数1発 6.2%
・同上噛み砕く 51.4%~62.2%(86~104)
・同上1舞噛み砕く 76.6%~91.0%(128~152)

▽与ダメ
・通常聖なる剣で無振りメガギャラドスに90~108のダメージ
=5割強削れる
・A2↑聖なる剣で無振りギャラドスに180~212のダメージ
=基本的に落とせる。耐えられても影うち圏内

 対メガギャラ性能はそこそこ高いが、一任してしまうのは危険である。ギルガルドのタイプ及び毒守型が主流であることが相まって、相手は基本的に悠長すぎることはせずにすぐメガシンカして地震や噛み砕くを撃ってくれる。ガルドと未メガのギャラの対面では聖なる剣を選択していくのが良い。相手視点では2舞地震又は1舞噛み砕くでガルドが落ちる前提で立ち回るはずだということを念頭に置いてキンシ択は立ち回ることが大切である。例えば2舞したギャラドスVSブレードフォルムのHPフルのギルガルドの対面では、私は即決でキンシを選ぶ。

 一方で、型バレしていたりこの型のガルドが想定された上で相手に立ち回られたりすると途端に有利な相手ではなくなってしまう。3舞する隙を与えたりメガされなかったりすると一気にそれが負けにつながる。私はこれが起こらないように、最も良くしたマンマンガルドという選出でマンムーとギャラが対面してしまった際、出来ることならまずはマンダに引いていた。威嚇を入れて相手には滝登りなり竜舞なりを撃たれた後にハイボでギャラのHPを半分削り、その後にガルドに引いて処理を図っていた。マンダを挟むことでギャラにガルドを後投げするのはあまりに怪しい、という心理を発生させず、ギャラを削ってガルドの素の聖なる剣圏内まで押し込んで舞われすぎないようにするプレイングである。

 

 その他重要メガ進化ポケモンのダメージ計算

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・A特化メガバシャーモフレアドライブ  86.2%~101.7%(144~170) 乱数1発 12.5%
・無補正A252メガミミロップのとび膝蹴り 75.4%~89.8%(126~150)
・特化メガリザードンXフレアドライブ 97.0%~114.9%(162~192) 乱数1発 81.2%
・同上ニトロチャージ 40.7%~50.2%(68~84) 乱数2発 0.3%
・無補正A252メガルカリオ地震 40.7%~49.1%(68~82)
・A特化メガラグラージ地震 69.4%~82.6%(116~138)
・A特化メガクチートの不意打ち 50,2%~59.8%(84~100)
・同上叩き落とす 68.2%~81.4%(114~136)

・特化メガハッサムの叩き落とす 45.5%~53.8%(76~90)

 


VSミミッキュ

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優位度★★☆☆☆

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・A特化ミミッキュのシャドクロZ 68.2%~80.2%(114~134)
・同上シャドークローZ守る有 16.7%~19.7%(28~33)
・同上シャドークロー 33.5%~40.7%(56~68)
・同上影うち 19.1%~25.1%(32~42)
・A2↑A特化ミミッキュのシャドークローZ守る有 33.5%~39.5%(56~66)
・同上シャドークロー 68.2%~80.2%(114~134)
・同上影うち 39.5%~46.7%(66~78)
・A4↑A特化ミミッキュのシャドークロー 確定1発
・同上影うち 58.6%~69.4%(98~116)

▽被ダメ(ブレードフォルム時)
・A特化ミミッキュの影うち 39.5%~46.7%(66~78)

・A特化ミミッキュのシャドークロー 68.2%~80.2%(114~134)

 ミミッキュに対して一方的に有利とはいえないが、対面なら分の悪くない試合をできる。最近は個体を減らしてしまったが、シャドークローを切ったフェアリーZミミッキュが主流だった頃(特にS6)は安定度の高いミミッキュ処理枠として機能した。

 お互いHPフルの状態で対面した際は、まずシャドーボールを選択して皮をはぐ。相手は基本的に剣の舞を選択してくる。次ターンはシャドークロー又はゴーストZを読んでキングシールドを選択。シャドークローならAを下げれて次ターンに安心してシャドボを押せ、ゴーストZなら十分HPを残した状態で弱点保険が発動しているので影うちで処理が可能。ここでシャドクロやゴーストZではなくもう1舞されると厳しいのだが、影うちで削って裏のマンダのハイボ圏内に入れることで最低限の仕事は果たせられる。シャドクロを切っていれば2舞されても影うちを撃たれて耐えるので、返しの弱保が発動した影うちでの処理が可能なため、ここでの選択は影うちが正しい。

 初手にマンムーミミッキュが対面した際によくあることだが、Zを切り皮もはがれたミミッキュとガルドが対面した時は弱保を発動させて相手の裏を崩壊させられるチャンス。影うちやシャドクロで少し削られるが、十分なHPがギルガルドに残るので裏にも負担をかけられることが多い。時にHP1のマンムーを残しておいて、ミミッキュの影うちに合わせてガルドを後投げすることもあった。

 非常に困るのがブレードフォルムのギルガルドと皮の残ったミミッキュが対面してしまった時。相手は皮を盾に舞ってくることもあれば早急に落としに来ることもある。ここで択負けしてしまえば、皮が残っていたり2舞したりしたミミッキュが裏と対面してしまう。ガルドの残りHPや裏のポケモンのことを考慮に入れ、臨機応変に立ち回らなければならない。


VS受けループ

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優位度★★★★☆

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・A 44振りバンギラス地震 33.5%~40.7%(56~68)
・同上追い討ち 19.1%~25.1%(32~42)
・同上噛み砕く 39.5%~47.9%(66~80)
・無補正A252メガバンギラス地震 45.5%~53.8%(76~90) 乱数2発35.5%
・同上噛み砕く 53.8%~64.6%(90~108)
・A1↑無補正A252メガバンギラス地震 67.0%~79.0%(112~132)
・同上噛み砕く 80.2%~94.6%(134~158)

 ▽被ダメ(ブレードフォルム時)
・A4振りグライオン地震 71.8%~86.2%(120~144)

▽与ダメ
・A2↑聖なる剣でメガバンギラスバンギラス確定1発
・A2↑影うちでH252振りメガゲンガーに93.4%~111.3%(156~186) 乱数1発62.5%
・C2↑シャドーボールで慎重HDグライオンに61.5%~73.0%(112~133)
・通常シャドーボールで同上グライオンに31.3%~36.8%(57~67)
・A2↑影うちで同上グライオンに29.8%~35.1%(54~64) 

 このポケモンは非常に対受けループ性能が高い。ゴーストタイプに有効打のないラッキーやタイプ相性上有利なヤドラン、特殊耐久は脆く鋼タイプに有効打のないエアームドに対して強いのはいうまでもないが、その他のギルガルドを崩す駒として採用されるグライオンバンギラスに対しても十分な役割を果たせる。

 対バンギラスでは、1舞されても基本的に技を耐えるため返しの聖なる剣で処理できる。対グライオンでは、相手が慎重HD型の場合、HPフルの状態では弱保発動後のシャドボ+影うちで処理できないことに注意して立ち回る。慎重にボーマンダバックするのが良いだろう。素のシャドボに後投げしてきたグライに対しては、地震を耐えて弱保を発動させてシャドボ+影うちで処理可能である。いずれの場合も弱保が発動した状態で裏のポケモンと対面できるので、非常に優位に試合を進められることが多い。

 このポケモンの弊害となるドヒドイデモロバレルフシギバナ等はボーマンダが非常に有利に立ち回れる。また、どうしても突破の厳しいアローラベトベトン等はオニゴーリで処理する。

 

その他重要ポケモンのダメージ計算

▽被ダメ(シールドフォルム時)
・特化ランドロス地震 68.2%~80.2%(114~134)
・A無振りランドロス地震 51.4%~62.2%(86~104)
・特化ドリュウズ地震 64.6%~76.6%(108~128)
・無補正A252ドリュウズ地震 58.6%~69.4%(98~116)
・特化カミツルギの辻斬りアクZ 74.2%~87.4%(124~146)
・同上叩き落とす 51.4%~61.0(86~102)
・A2↑特化パルシェンアクアブレイクミズZ 79.6%~94.0%(133~157)
・無補正A252ガブリアス地震 57.4%~68.2%(96~114)
▽被ダメ(ブレードフォルム時)
・無振りカバルドン地震 80.2%~97.0%(134~162)
・無振りカビゴン地震 53.8%~64.6%(90~108)

 

おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。単体考察記事とは言いながら、半分私のS6使用構築(通称やんこパ)の解説記事となってしまいました。弱点保険呑気ギルガルドオニゴーリと非常に相性の良いポケモンであり、ゴーリ入りのガルドはこの型が多いのも事実です。一方でゴーリ入り以外の構築でもこのポケモンは十分活躍できるポテンシャルを秘めたポケモンであります。この記事を読んで少しでもこのポケモンに興味を持ってくれた方は、是非一度使ってみることをおススメします。私の過去の記事を漁れば、このガルドを使った記事がいくつかあり、そこではQRパも公開しています。よければ活用ください。どうしてもゴーリ入りを使いたくないという方はクセがかなり強いですが、

 

【12月オフ使用構築】地雷マンマンガルド+サメと雪の結晶【S7中盤2000達成・瞬間最高順位4位】 - Wanna be the Biggest Dreamer

を活用ください。何か質問等があればTwitterで@yanko_pokeまでお願いします。よければフォローしてください(^^)

 

Special Thanks:この記事を書くにあたって助言をくださったDaiさん(@Onigohri_362)。私がかつてこの弱点保険呑気ギルガルドの存在を知ったきっかけがDaiさんの記事を読んだことだったので、とても光栄でした。ありがとうございます。

【バトルオブシンオウ使用構築】ゴリ押しAqours☆HEROES【最高1773最終1752・25位】

目次

はじめに

 

 お久しぶりです。やんこです。この度、TNやんこぽけ で2/23~2/26に開催されたバトルオブシンオウというインターネット大会に参加してきました。対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。今回は、バトルオブシンオウに参加した際の使用構築です。

 バトルオブシンオウとは、シンオウ図鑑に登録されたポケモンのみが参加できるという大会で、メガストーン及びZクリスタルが禁止という変則的なルールです。使用できるポケモンに関しましては次項の 経緯 の欄にあるのでそちらをご覧ください。普段のシングルレートとは一味違った特殊な環境であり、事前に実況者さん主催の仲間大会も何度か行われました。

 まず初めに今回のバトルオブシンオウの結果を申し上げますと、
★最高1773最終1752
★34勝11敗 25位
でした。1800にのり、あわよくば優勝することも目指していたのですが、私の実力不足でその目標は達成できませんでした。悔しい限りです。中途半端な成績ではありますが、せっかく参加した記念に記事として残したいと思います。よろしくお願いします。

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 ↑今回の最高レート。戦績は、1日目:9-1、2日目:13-7、3日目:12-3であり、2日目に失速したのが敗因だった。

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↑最終結果。もう少し頑張りたかった。

 

 

以下常体

 

経緯


 まず皆さんに、このルールで使用できるポケモンの一覧を見ていただきたい。(無断転載なので問題があればご指摘ください)

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 一覧を眺めながら自分の構築を練っている際に、このルールではまともな水受けが少ないな、と感じた。そのため、複数の水タイプのポケモンで相手の水受けに負荷をかけて無理やり突破すれば簡単に勝てるだろうと考えたことが、この構築を組んだ発端である。

 まず初めに、このルールでは過去作のポケモンも使用可能だということもあり、私が5世代で愛用していた命の珠自信過剰ギャラドス及び眼鏡水ロトムの2体を軸に据えた。次に、ギャラドスの全抜きをサポートする枠として、タスキステロがむしゃらゴウカザルを採用した。ここまでで重いポリ2や相手の水ポケモンにめっぽう強いオニゴーリガブリアス対策のマリルリ、電気の一貫を切れ、汎用性の高いハバンの実ガブリアスを採用した。

 

使用構築

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個別紹介

 

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オニゴーリ@食べ残し
性格:臆病
特性:ムラっけ
実数値: 177(172)-×-107(52)-101(4)-104(28)-145(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/守る/身代わり

 私がレートで使用している個体の流用。事前の仲間大会でのKPからハッサムがかなり多い環境であることが分かっていたのであまり活躍しないだろうと考えていたが、その思惑を超えて大活躍してくれた。今回のオニゴーリは周りで麻痺をまいて起点を作ってから繰り出すエースとしてではなく、相手の水ポケモンやポリゴン2を倒す受けポケモンキラーとしての採用である。そのため、それらの耐久ポケモンに厚くしたい時は相手のパーティにハッサムゴウカザルなどのオニゴーリが苦手な相手が入っていようとも、積極的に選出した。ハッサムに対してはバレパンに合わせて眼鏡ロトムを後投げすることで、眼鏡ドロポンや眼鏡10万で相手に大きな負荷をかけられた。

 

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ゴウカザル@気合いのタスキ
性格:無邪気
特性:猛火
実数値:151(0)-×-92(4)-156(252)-81(0)-176(252)
技:オーバーヒート/がむしゃら/アンコール/ステルスロック

 5世代の時に乱数調整で作ったポケモン1匹目。その時の名残から無邪気で採用しているが、臆病で良い。主に先発に出し、ステロをまいて場を整えるのが仕事。タスキまで削られた後にがむしゃらが成功すれば、十分な役割を果たしたと言える。がむしゃら+ギャラの自信過剰や、がむしゃら+マリルリアクアジェットの相性が非常に良かった。また、後発に置いてタスキを温存しておき、相手のラス1vsこちらHP1のゴウカザル+マリルリとなるように試合を展開して、がむしゃら+アクジェで締める試合も何度かあった。ギャラやマリの積む起点を作ったり相手の補助技を咎めたりできるアンコールも非常に強力な技だった。ウェポンは、がむしゃらがあることから起点にはならないのでオバヒを採用した。草や鋼ポケモンを突破したり相手に大きな負担をかけられたりして強かった。使っていて楽しいポケモンだった。

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ギャラドス@命の珠
性格:意地っ張り
特性:自信過剰
実数値:171(4)-194(252)-99(0)-×-120(0)-133(252)
技:アクアテール/氷の牙/八つ当たり/竜の舞

 5世代の時に乱数調整で作ったポケモンその2。今回の構築の軸であり、全抜きを狙うエースである。タイプ一致で火力の出るアクアテール、ガブや草ポケモンに通る氷の牙、積み技の竜の舞は確定として、ラストの枠はミトムやトドンに圧をかけられる八つ当たりにした。1舞して自信過剰も発動すればこのポケモンで容易に全抜きでき、とても気持ち良かった。ハマったら強いが、一方でポリZやロトム系統に電気技で落とされたり、威嚇がないためガブのハチマキ逆鱗等で落とされたりと、もろい一面も見られた。扱いがとても難しかった。

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ロトム@こだわり眼鏡
性格:臆病
特性:浮遊
実数値:143(140)-×-127(0)-144(148)-127(0)-147(220)
技:ハイドロポンプ/10万ボルト/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷

 5世代の時に乱数調整で作ったポケモンその3。この構築で1番強かったポケモンである。ポリ2などの耐久ポケモンにはオニゴーリが刺さるため、トリックは不要だと判断して採用しなかった。めざパ氷を撃つ機会がほぼなかったので、トリトドンに刺さるめざパ草にするのも面白いかもしれない。相手のパーティにハッサムがいたらゴーリ意識のためか必ず選出されたので、先述のようにハッサムのバレパンに合わせて後投げし、負荷をかける動きがとても強かった。ドロポンを外して落とす試合もあったが、そういう技なので仕方ないと割り切った。

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ガブリアス@ハバンの実
性格:陽気
特性:鮫肌
実数値:183(0)-182(252)-116(4)-×-105(0)-169(252)
技:逆鱗/地震/岩石封じ/炎の牙

 今回のバトルオブシンオウの前日に、実況者のあみゅさんが開催してくださった仲間大会に参加した際(結果は9-3 最終1588 24位)、この枠は追い風クロバットだった。追い風でSのサポートを行ってギャラやミトムを上から暴れさせようというのがコンセプトだ。しかし、パーティ全体で電気の一貫があることがかなり辛く、またそもそもS操作が無くてもギャラやミトムが十分活躍できることが仲間大会を通じて分かったので本番ではクロバットの代わりにガブリアスを投入した。ハッサムマリルリ+ロトムギャラドス等の組み合わせが多いと感じたので拘ったガブリアスは扱いづらいと判断し、対ガブリアスに安心できるハバンの実を持たせた。パーティに水ポケモンが3匹いることから氷ポケモンには不利を取りづらいのでヤチェの実にはしなかった。ハバンの実が効果的に発動したのは1度だけだったが、選出段階で相手のガブに強い枠として安心して選出できたので良かったと思う。技構成はこの4つで完結している。岩石封じによるS操作が強かった。

 想像以上に相手パーティにオニゴーリの刺さりが良かったので、ガブリアスに電気球を持たせて、なげつけるを採用するのもアリだと大会中に感じた。

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マリルリ@オボンの実
性格:意地っ張り
特性:力持ち
実数値:184(68)-112(252)-118(140)-×-101(4)-76(44)
技:じゃれつく/アクアジェット/馬鹿力/腹太鼓

 ガブやギャラに対しての安定感を増したかったのでBに多めに割いたマリルリ。ギャラやミトムという強力な水ポケモンがいるためアクアブレイクは採用せず、なんとなく馬鹿力を採用したが叩き落とすで良かったと後悔している。初手から選出し、腹太鼓を積んで相手のパーティを半壊させることもあった。相手のガブリアスが若干きついパーティなので、ロトムと組み合わせて処理することが多かった。無難に強いポケモンだった。

 

おわりに

 ここまで読んでくださってありがとうございます。結果こそ伴いませんでしたが、新しい特殊な環境においてどうやったら勝てるかを必死に考えて構築を練り、そして大会に臨んだことは本当に楽しかったです。今後もこのような面白い企画のインターネット大会があれば是非参加したいと考えています。何か質問等があればTwitterで@yanko_pokeまでお願いします。よかったら是非フォローしてください(^^)

【USM S7 最高2142最終19××】地雷マンマンガルド+害悪ゴーリ 改

目次

 

はじめに


 お久しぶりです。やんこです。TNやんこぽけ でS7のシングルレートに潜っていました。対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。今回は、私がS7中盤から終盤にかけて使用したパーティの構築記事です。このパーティは私がS6に使用して、レート2100達成したものを少し修正した構築です。そのため、まず私のS6使用構築の記事を読んでくることをオススメします。下にURLを貼っておいたので、是非読んでみてください。また、S7序盤から中盤にかけては別の構築を使ってレート2000を達成したので、興味がある方はそちらも読んでみてください。サメハダーフリージオといった面白いポケモンを使っていました。

 S6の構築と中身がほとんど同じであるため、個別紹介は軽めにして、運用方法の説明により重きを置いていきたいと思います。よろしくお願いします。

yanko-poke.hatenablog.com

↑私のS6の使用構築。今回S7で使用した構築の基盤となる。

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↑2018/1/13 03:30更新時点での順位。今期の最高順位であり、初めての王冠付きでとても嬉しかった。1位の方とレートが同じで勝率が悪かったので2位になったため、実際は1位タイであった。

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↑上の2位だった時から1勝して届いた今期の最高レート。PGLの更新を待たずに溶かしてしまったのでこの写真で代用。


以下常体

 

 

経緯


 今期は本気で勝ちにいこうと思った。シーズン序盤はサメハダーフリージオなど、レートではあまり見ないポケモンを使って2100を目指すことを目標にしていたが、レートがインフレ気味であり自身の最高レートを大きく更新できると思ったこと、最終30位以内を目指してボスラッシュに出たいと思ったことから、自身が1番強いと思う構築を持ってきた。それが、私のS6使用構築 地雷マンマンガルド+害悪ゴーリ である。S6で使用していて気になった調整や技構成を少し修正して今回のレートシーズン7に臨んだ。

yanko-poke.hatenablog.com

↑私がS7序盤及び中盤で使用した構築。レート2000まではこの構築を使用した。

 

使用構築

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個別紹介

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メガフーディン@メガ石
性格:臆病
特性:マジックガード→トレース
実数値:159(228)-×-94(68)-203(60)-126(4)-207(148) ※メガ後の実数値
技:サイコキネシス/エナジーボール/めざめるパワー炎/電磁波

調整意図は、

◯H:16n-1、8n-1の定数ダメージ効率意識
◯B:余り
・ABミミッキュ(A実数値140)のA2↑影うち低乱数1発(6.2%)
◯C: 60振り
・エナボ2発でH252D4残飯レヒレを残飯込み超高乱数で突破(急所非考慮で突破率98.0%)
・エナボ2発で H252D4 スイクンを超高乱数2発(98.8%)
・トレースによる変幻自在補正無しでD4振りゲッコウガをエナボで確定1(こちらのメガフーディンが相手のポケモンを突破して裏からゲッコウガが出された場合、またはゲッコウガが激流であった場合を想定)
◯D: 4振り
・控え目C特化レヒレのドロポンミズZ低乱数1発(6.2%)
・C182非メガのゲンガー(臆病C252振りのタスキゲンガー)のシャドボ確定耐え
◯S:素早さ実数値207、最速135族(メガミミロップ)抜き抜き

 前回と調整を変えた。S6でこの構築を使っている中で、初手に出てきやすいカプ・レヒレスイクンゲッコウガを突破したのちに、後続のポケモンに電磁波をまいたり上から負荷を与えたりする動きが単純に強いと感じたため、それを安定して遂行できるための努力値振りに変更した。前回の記事に書いた通り、メガ前のフーディンが砂や宿木の種、ステロ等の定数ダメージを食らうのが嫌だったため、特性はマジックガードを採用した。

 アーゴヨン自体がレート環境に現れることはこのポケモンにとってかなりの追い風であった。ビーストブーストしなければメガフーディンアーゴヨンに対して一方的に強いからだ。めちゃくちゃ速いポケモンは正義だと思った。

 このポケモンの強さは、自慢の速さで上から相手のポケモンに圧力をかけていくことができ、突破できそうにない相手には電磁波をまき、オニゴーリの起点を作ることができるということ。どんな相手に対しても最低限の働きをしてくれるのが強かった。

 

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霊獣ボルトロス@カクトウZ
性格:臆病
特性:蓄電

実数値:155(4)-×-90(0)-197(252)-100(0)-168(252)
技:10マンボルト/めざめるパワー氷/気合い玉/悪巧み

 今期、1番はじめに2000から2100まで駆け上がった時は、この枠は前回同様陽気ミミッキュだった。だが、ミミッキュの選出率が極端に低く、実質5体で2100達成したようなものだったので、心機一転してミミッキュを外した。オニゴーリが選出できない時のことを考えて、その他のポケモンでは特に厳しいポリゴン2、ヒードランカビゴンアシレーヌ等に強く出れる補完枠として、カクトウZ霊獣ボルトロスを採用した。 

 受け気味の構築を無理やり崩せるこのポケモンはとても強かった。マンダと弱点がかぶっているのは気になるが、それでも十分な活躍をしてくれた。ミミッキュ等が後出しされるので、Zを切るタイミングはとても重要だった。

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オニゴーリ@食べ残し
性格:臆病
特性:ムラっけ
実数値: 177(172)-×-107(52)-101(4)-104(28)-145(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/守る/身代わり

 みんな嫌いなオニゴーリ。今期を通して私自身もこのポケモンが大嫌いになった。個人的に、麻痺で起点を作った後にエースとなりうるポケモンの中で1番スペックの高いポケモンだと思う。S6の構築から、この枠だけ別のポケモンにしようと思ったこともあったが、オニゴーリに匹敵する活躍を見せられるだろうというポケモンは見つけられなかった。前回の反省にある通り、Sの低い調整に変更しようと考えたこともあったが、構築単位で重く、最近数を増やしたヒードランが最速だった時に勝ち筋が非常に薄くなるので、結局調整は変えなかった。このポケモンは基本的に全抜きを狙うエースとして選出した。初手にゴーリを投げたことは今までで1,2回あるかないかくらいである。

 

 

以下三体はS6使用構築と全く個体が同じであるので詳細説明は無しにします。
私の 12月オフ使用構築 でも同じ個体を使用し、使用感やその強さを述べているので、興味のある方は是非そちらを参照してください

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メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

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 ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

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マンムー@気合いのタスキ
性格:陽気
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-182(252)-101(4)-×-80(0)-145(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

 

運用方法


 このパーティの、私自身の選出の仕方及び初手の動かし方について書きます。はじめはこのパーティの基本選出について書き連ねようかと思ったのですが、実際の相手のパーティを見て、具体的に選出の仕方やその理由を書く方が皆さんに分かりやすいかと思ったので、そうします。


 今回ここに対戦相手としてのせたサンプルパーティは、私が12月に参加したオフ会で実際に対戦していただいたお相手のパーティです。お名前は隠しますが、無断での使用であるため、もし問題があれば連絡ください(Twitterのffさんなので大丈夫だとは思いますが...)。ちなみに、このオフ会で私は別のパーティを使っていたので、この記事を書いている段階で、脳内シミュレーションをして、選出をどうするか考えています。

 

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サンプル相手1
選出:f:id:yanko-poke:20180316004454p:plain f:id:yanko-poke:20180316004507p:plain f:id:yanko-poke:20180316004521p:plain

 ルカリオミミッキュキノガッサがいるのでオニゴーリはお留守番確定。初手タスキマンムーの通りがかなり良いように思えるので、初手にはマンムーを選択。次にガッサやミミッキュルカリオに強いギルガルドを選択。ラストは、ステロをまけば両メガを上から縛れ、対応範囲の広いボーマンダを選択する。

 このマンマンガルドという選出は、この構築で1番多く行う基本選出である。マンダを初手に置くこともある。

 初手は、
ルカリオ→ガルドバック
それ以外→つららばり で対応する。

  ちなみにこのお相手は、かの有名なライバロリさんでした。憧れの実況者さんと対戦出来たのに加え、見事勝利できたので本当に嬉しかったです。実際戦った際の選出もマンマンガルドでした。

 

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 サンプル相手2
選出:f:id:yanko-poke:20180316004600p:plain f:id:yanko-poke:20180316004612p:plain f:id:yanko-poke:20180316004633p:plain

 グロスやガッサ、ミミッキュがいるので今回もオニゴーリはお休み。ミミッキュグロスがいるのでガルドは確定選出。初手は一定の仕事ができそうなマンムーで良い。ラストはコケコ以外には刺さりのいいマンダで確定。
 初手は、
グロス→ガルドバック
コケコ→地震
ランド→ステロ
それ以外→つららばり で対応する。

 

f:id:yanko-poke:20180114222936j:plain

サンプル相手3
選出:f:id:yanko-poke:20180316004700p:plain f:id:yanko-poke:20180316004710p:plain f:id:yanko-poke:20180316004719p:plain

 ステロまいた後のメガフーディンの刺さりがかなり良さそうというのが第一印象。初手にマンムーを置き、裏にフーディンを置くことを決める。この二体ではギャラドスが重いのでラストはギルガルドを選択。音技を所持している可能性があるジャラランガやガモス、吹き飛ばしのあるカバルドンを考えるとオニゴーリは選出できない。
 フーディンが通っているが、オニゴーリが刺さっていない時にはこの選出をする。この選出をすることはあまり多くない。
 初手は、
ガモス→地震
アーゴヨンジャラランガつららばり
ギャラドス→ガルドバック
カバ、ジャロ→ステロ で対応する。

 

f:id:yanko-poke:20180114223102j:plain

サンプル相手4
選出:f:id:yanko-poke:20180316004801p:plain f:id:yanko-poke:20180316004811p:plain f:id:yanko-poke:20180316004829p:plain

 オニゴーリの刺さりがそこそこ良いようにも見えるが、それも相手は承知のはず。そのため、ゴーリに重く出るためにバシャミミッキュが選出されると予想できる。そのため、試合ではオニゴーリが若干腐ってしまうだろうと考えられるのでオニゴーリはお留守番。ミミッキュとバシャに厚く出るため、マンダガルドの選出は確定。ラストはレボルトに強いマンムーを選択。対応の効きやすいマンムーを初手に置く。
 初手は、
バシャ→マンダバック
テテフ、スイクン地震
それ以外→つららばり で対応する。

 

f:id:yanko-poke:20180114223242j:plain

サンプル相手5
選出:f:id:yanko-poke:20180316004848p:plain f:id:yanko-poke:20180316004909p:plain f:id:yanko-poke:20180316004946p:plain

 ハッサムがいるのでオニゴーリはお留守番確定。ぱっと見、フーディンの通りがかなり良いように見える。 ゲッコウガアーゴヨンを上からワンキルできるフーディンを初手に置く。次に、ガブとサンダーに強いマンムーを選択。ラストはフーディンが削れた場合にハッサムがキツイのでガルドを選択。
 初手は、
ルガルガンゲッコウガ→エナボ
ハッサム→めざ炎
アーゴヨンガブリアス→サイキネ

f:id:yanko-poke:20180114223315j:plain

サンプル相手6
選出:f:id:yanko-poke:20180316005006p:plain f:id:yanko-poke:20180316005017p:plain f:id:yanko-poke:20180316005029p:plain

 ほろゲン以外はオニゴーリで嵌めていけそうなのでオニゴーリを選出する。フーディンの刺さりも結構良いので、初手にフーディンを置いて荒らしていく。ラストは、刺さりがかなり良く、全抜きも狙えそうなレボルトを選択。
 初手は、
ゲンガー、ランドロス→サイキネ
レヒレ→エナボ
それ以外→電磁波 で対応する。

 

f:id:yanko-poke:20180114223540j:plain

サンプルパーティ7
選出:f:id:yanko-poke:20180316005051p:plain f:id:yanko-poke:20180316005103p:plain f:id:yanko-poke:20180316005112p:plain 

 オニゴーリを阻害できる駒が、呪いミミッキュか吹き飛ばしカバルドンしかおらず、それらのポケモンもゴーリの扱いさえ気を付ければどうとでもなるので、オニゴーリで嵌めていく。初手は一定の仕事ができるフーディンを選択。ラストは、相手のミミッキュラティアスカミツルギを意識して、ガルドを選択。
 オニゴーリを選出する際の基本選出。ミミッキュ等のオニゴーリがそこまで得意としない物理ポケモンに厚く出たい時にガルドをラスト枠として選出する。
 初手の対応は、
カバ、ゲッコウガ→エナボ
カミツルギ→めざ炎
リザ、ラティアス→電磁波
ミミッキュ→ガルドバック で対応する。

 

このお相手はあの有名なJPNさんでした。VirginCupの決勝トナメ1回戦で対戦しました。試合では、マンムーサメガルドと選出しましたが、惜しくも敗戦し、ベスト24という結果に終わりました。悔しかったです。

 

 ここまでで紹介した選出に加え、受けループに対する選出を最後に書く(オフでは受けループに当たらなかったため)。基本的にマンダを初手に置き、裏にガルドとゴーリ、またはガルドとレボルトを置く。HB弱保ガルドと特殊マンダが受けループにぶっ刺さるので基本的に勝てる。

 

 また、ヒードランやポリ2を厚く見て、マンムーorガルド+レボルト+メガ枠と選出したことも少なくはなかった。

 

 体感での各ポケモンの選出率ランキングは、

1位f:id:yanko-poke:20180316005132p:plain  2位f:id:yanko-poke:20180316005148p:plain  3位f:id:yanko-poke:20180316005201p:plain

4位f:id:yanko-poke:20180316005211p:plain  5位f:id:yanko-poke:20180316005221p:plain  6位f:id:yanko-poke:20180316005234p:plain

 

である。

おわりに


 ここまで読んでいただいてありがとうございました。構築自体には特に目立って新しいものを取り入れませんでしたが、自身の最高レートを大きく更新でき、終盤1,2週間前には1ページ目をずっとキープでき、上位に食い込めたのは非常に嬉しかったです。一方で、その勢いを最後まで維持できなかったのは私の弱さの現れだと思います。今期はレート2150を達成することと、最終30位に入ってボスラッシュにでることを目標にしていましたが、どちらも達成することはできませんでした。悔しく、そして不甲斐ないです。この悔しさをばねにして、以後は最終においても1ページ目を維持できるような真の強者になりたいです

 

 また、S7において、たくさんの方に私のS6の構築のQRパーティを使用していただきました。ありがとうございます。私の動かし方を書いてみたので是非参考にしてみてください。今回使用した構築のQRパーティも公開しましたので、ぜひ使ってみてください。下にURLを貼っておきました。

 質問等がある方は、Twitterで、@yanko_poke までお願いします。よかったらフォローしてください(^^)

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【12月オフ使用構築】地雷マンマンガルド+サメと雪の結晶【S7中盤2000達成・瞬間最高順位4位】

目次

 

はじめに


 お久しぶりです。やんこです。TNやんこぽけ でカンポケオフ(12/17)、サブローカップ(12/23)、VirginCup(12/24)の3つのオフ会に参加してきました。対戦してくださった皆さん、対戦ありがとうございました。そして、サブローカップでFACTORY TRAINERSとして一緒のチームを組んでくれたキクイチ君、おぜさん、本当にありがとうございました。今回は、シングルレートのS7序盤・中盤、及び12月に関東で行われたオフ会に参加した際の使用構築です。本当はS7終盤までこの構築を使用するつもりでしたが、せっかくなので公開します。そのため、書き留めてあった分、オフの使用構築記事にしてはかなり分量が多いかもしれませんがご容赦ください。

 まず初めに結果から申し上げますと、

★カンポケオフ 予選 5-3 予選落ち(ポテトブロック3位)
★サブローカップ 予選 個人3-1、チーム1-3 予選落ち(カミツルギブロック4位)、 サブイベント 個人3-1、チーム3-1 全体2位
★Virgin cup 予選スイスドロー6-2(予選12位通過) 決勝トナメ1落ち ベスト24

★S7レート2000達成 瞬間最高順位4位

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↑VirginCupで予選通過時にスクリーンに映った素敵なパーティ画像

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↑2000達成時の写真(2017/12/26)

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↑2017/12/11 03:30更新時点の順位

 

でした。まずまずの成績ですね。オフ会の参加自体が初参加の5月のファクトリーオフ以来で、はじめての決勝トナメ進出も果たせたので嬉しいです。

それでは、本題に移りましょう。

 

以下常体

 

経緯


 S6で私が2100達成できた並びに自信があったので、それを軸にすることから始めた。前回の構築の軸で、強力な基本選出の1つであった地雷マンマンガルドを今回も続投し、残りの3体を埋めていった。本心ではオフ会という顔と顔を合わせる場でオニゴーリを使ったならば、友達ができないのではないかと懸念して、オニゴーリを使わない構築を組むことを真っ先に決めた。あと、単純に私がオニゴーリに頼らなくても勝てる、ということを証明したかったので今回はオニゴーリの採用を見送った。

 まず、オニゴーリの代替として、マンマンガルドでは突破の厳しいポリ2やカプ・レヒレ等の高耐久中火力特殊ポケモンにめっぽう強いフリージオを採用した。次に、今回使用するメガボーマンダゲッコウガメガゲンガー、カプ・コケコ、ヒードラン等に勝てないため、それらのポケモンに強いメガ枠として、地震持ちのメガサメハダーを採用した。最後に、補完枠として、ここまでの5匹で少し重いポケモンに強い駒(HBポリゴン2、ポイヒキノガッサ、図太いカプ・レヒレ、ABミミッキュ)を採用した。補完枠のポケモンは参加したオフやレートしてる時の気分によって異なるので、使用構築の欄を参照して欲しい。また、前シーズンで私が使用した構築のブログのURLを下に貼っておいたので、興味のある方は読んでみてください。

yanko-poke.hatenablog.com

 

使用構築

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↑カンポケオフ(12/17)での使用構築。ポリクチミミッキュに厚く出るため、補完枠にはポイヒガッサを採用した。格闘ポケモン(特にメガミミロップジャラランガ、めざ氷持ちのバシャーモ)が重く、メガギャラドスウルガモス等も重い。カンポケオフでは一度もポリクチと当たらなかったのでこの采配は良くなかった。ポイヒガッサの採用を思い付いたのがオフ前日で、十分にこの6体で回す時間がなかったのに加え、私自身ポイヒガッサの使用が5世代以来だったため、ポイヒガッサに対する信頼度が極端に低くなってしまい、結局1度しか選出しなかった。オフ全体でギャラドスの使用率が3位だったのがかなり辛く、予選で当たった相手のパーティにもギャラドスの採用率が高くてかなりキツかった。ギャラドス+ミミッキュでこちらのギルガルドが疲弊させられて厳しい展開になることが多かった。そんな中5勝でき、決勝トナメまであと一歩のところまでいけたのは上出来だったと思う。

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↑サブローカップ(12/23)及びVirginCup(12/24)での使用構築。カンポケオフの反省を踏まえてギャラドスへの対策を厚くするため、カプ・レヒレを採用した。ロトム系統が滅茶苦茶重い。レヒレを採用することでバシャーモに厚くなれるのに加え、ミストフィールドであくび対策が行える点も良かった。挑発も採用したので、耐久ポケモンにも強くなれた。安定感のあるカプ・レヒレをオフで採用したのは大正解だった。負けた試合も一方的に負けた試合は一度もなく、択ゲーや運の悪さによって負けることばかりだったので構築としてはそこそこ強いと思う。 

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個別紹介

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サメハダー@メガ石
性格:意地っ張り
特性:加速→頑丈顎
実数値:146(4)-211(252)-90(0)-×-85(0)-157(252)※メガ後の実数値
技:噛み砕く/氷の牙/地震/守る

 斬月!!!!!

 この枠は、耐久振り鋼ZオノノクスやHD地震持ちリザXなど、はじめのうちはかなり迷走したが、最終的にこのメガサメハダーに落ち着いた。噛み砕く、氷の牙、守るは確定として、残りの枠は重めのヒードランやカプ・コケコを葬れる地震にした。地震が活躍する場面はかなりたくさんあり、この技構成以外はあり得ないと感じた。

 相手のミミッキュさえどうにかしてしまえば加速したメガサメハダーが通るというパーティが多く、かなり刺さりが良かった。また、このポケモンの天敵であるカプ・レヒレに対しては、後述するフリージオがめっぽう強く、メガサメハダーとこのパーティはかなり相性が良いのだと使っていて感じた。使用感としては、想像以上に火力が高く、加速をして上から制圧することで相手を一掃できてとても楽しかった。守るで安全に加速したのちにメガシンカして頑丈顎による火力補強を行えるのは、耐久はないが安全に1舞できるメガギャラドスに似ていると感じた。基本的に後発から出し、削れた相手を葬り去る。このパーティのエースポケモンである。特にサイキネを撃ってきたカプ・テテフと対面した時に言えるのだが、メガシンカのタイミングがとても重要なポケモンである。2加速したくてメガシンカをしなかったり、また加速が不要だと判断してすぐメガシンカしたりと、臨機応変に対応した。ごく稀にだが、カプ・コケコやヒードランに確実に勝てる駒として、メガしない前提でサメハダーをマンダと同時選出することもあった。

 選出率は高かった。ボーマンダの選出率とサメハダーの選出率は五分五分だと思う。最初に相手のパーティを見た時、このポケモンを通せるかどうかを1番に考えていた。使用感がとてもよく、使っていてとても楽しかったので、次シーズン以降もできたら使ってやりたいポケモンである。

 

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ボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252)※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

 地雷マンダ。前回と調整や技構成は同じ。無難に強くて使いやすかった。この型のマンダが読まれて立ち回られている、と感じることは1度も無かった。後出しされやすいランドロスカバルドンテッカグヤ等を特殊技で葬り去る。受けサイクルの代表格であるブルルドヒドイデやグライカグヤにめっぽう強い型なので、それらを軸としたパーティにはeasy winできることが多かった。特殊型にした弊害の1つとして、火力の低さがあげられるが、陽気ASマンダの捨て身でも確定数がズレない場面が多く、捨て身マンダなら勝っていたのにという試合よりも、特殊マンダだったから勝てたという試合の方が圧倒的に多いと感じた。少しでも火力を落としたくなかったので火炎放射ではなく大文字を採用しているが、外したら負け確といった大事な場面では1度も技を外さなかった神ポケモンである。パーティ内で唯一の炎打点を持ったポケモンなので選出せざるを得ない場合も多く、丁寧に扱うことを心掛けた。計算はしていないが、使用感として、ナットレイやメガハッサムを大文字で確定1発、テッカグヤを大文字で確定2発、メガメタグロスを大文字+ハイボで落とせていた。

 

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0)※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

 地雷ギルガルド。このポケモンも前回と調整や技構成は同じ。前シーズンほど刺さっていて通しやすいとは思わなかったが、やはり古代兵器弱点保険ギルガルドは強かった。

 B振りが生きる場面はかなり多く何度もピンチを救われた。とりわけギルガルドを使う上で避けては通れないキンシ択をする時には、相手が基本的にこちらのギルガルドをHB振りだとは想定せずに立ち回ってくること、聖剣がない前提で立ち回ってくること、の2つを利用して勝ちを掴むことも多かった。例えば、こちらHP5割強のギルガルドvs十分HPのあるメガバシャーモ となった際、相手視点では、たとえ択負けしてフレドラにキンシを合わされ、Aが2段階下がったとしても、次のフレドラでギルガルドが落ちると考えるのが普通だろう。そのため、2連キンシしか負け筋が無いと判断してフレドラを連打してくるはずだ。しかし、実際はこのHB振りギルガルドに対して特化メガバシャのA2↓フレドラは5割入らない。そのため、こちら視点では、まずキンシでAを下げ、フレドラを耐えて、弱点保険発動後にシャドボをうつことで、安全にバシャを処理できる。他にも、こちらのブレードフォルムのギルガルドが相手の積みポケモン、とりわけあくタイプのメガギャラドスメガバンギラスと対面した際にも同様のことが当てはまる。これらは一例に過ぎないが、このような場合は決して50%の択勝負ではない。メジャーな型に囚われた相手には見えていない安定択がこちらには存在するのだ。これこそが地雷ポケモンの強みの1つであり、またポケモンバトルの奥深さの1つだとも私は考える。是非皆さんも、自慢の地雷ポケモンを考え、使ってやることをおススメする。

 一方で、弱点保険が発動しないと火力不足だと感じる場面も多かった。特に相手の耐久振りミミッキュカプ・テテフをシャドボで落とせない点が手痛く、テテフに対する後出しは禁物。サイキネで押し切られてしまう。本来有利なポケモンに不利を取りかねなくなってしまうのが、地雷ポケモンの難点である。使う際は要注意である。

 前シーズンのようにほぼ毎試合選出することはなかったが、それでもやはり信頼度は高いようで、よく選出していた。前回も述べたが、HP管理がシビアな一方で上手くはまればかなり強いポケモンであった。

 

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マンムー@気合いのタスキ
性格:陽気
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-182(252)-101(4)-×-80(4)-145(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

 普通のタスキマンムー。このポケモンつららばりが何回当たるかが試合結果に直結することもあった。シーズン序盤は火力を意識して意地っ張りで採用したが、相手のマンムーカプ・レヒレに上を取られることが鬱陶しかったので結局陽気に戻した。初手にステロをまいて、エースのサメハダーの全抜き性能を上げたりマンダの低下力を補うという運用もしたが、初手マンムーに対してミミッキュゲッコウガリザードン等、ステロをまく余裕のないポケモンが初手に出されることも少なくはなく、ステロをまけないまま退場する場面が多かった。ステロの枠をリザ意識のがんぷうに変えるか最後まで悩んだが、初手リザに対してはつららばりで削りをいれることで裏のメガポケモンの圏内に入れ、どうにかできることが多かったので、結局ステロのままにした。

 何故か環境に刺さっていたようで、よく先発に選出した。かなり活躍していて強かった。オフ会ではマンムーが暴れまわって勝てたと言っても過言ではない。フリージオとタイプ及びメインウエポンのタイプがかぶるため、このポケモンを他のポケモンに変えるかどうか迷ったこともあったが、対面性能の高いマンムーと、サイクルを回して一撃技をうつフリージオとは役割が全く別で、ともにタイプかぶりが気にならないほど活躍していたのでそのまま同居させた。

 

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フリージオ@氷Z
性格:臆病
特性:浮遊
実数値;173(140)-×-71(4)-120(36)-165(76)-172(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/自己再生/光の壁or黒い霧

 調整等はピタゴラスさんのS6の構築記事を参考にさせていただいた。URLを貼らせていただいたので参考にしてほしい。

pythapoke.hatenablog.com

 S6終了時に、流れてきた構築記事のいくつかに載っているのを見て、面白いと思い即採用を決めたポケモン。前回の私の記事にある、オニゴーリの2つ目の選出法である「相手の高耐久ポケモンを潰すサイクルの一員として選出する」 際は、オニゴーリよりもフリージオの方が断然優秀である。トップクラスの特殊耐久に加え、光の壁によるさらなる耐久の上昇や自己再生による高速再生はオニゴーリにはない強みである。また、S種族値が105もあり、上からの氷Zによりミミッキュリザードン等に致命傷を与えたり、ランドロスガブリアスグライオン等を上からのフリーズドライで飛ばせるのはかなり強かった。

 一方で、相手の耐久ポケモンの突破が絶対零度の命中頼りになってしまう以上、交換された際に零度が外れてしまうと、交換先のフリージオに有利なポケモンの無償降臨を許してしまう。絶対零度に対してミミッキュを後投げされたことがあったが、これはかなり辛かった。そのため、積極的に交換読み交換を決めてフリージオと相手の耐久ポケモンを対面させていき、強引に零度の試行回数を増やした。3回撃って1度も当たらなかったら、それは運が悪くて仕方ないと割り切った。3回の試行回数をかければ、確率にして65%で相手のポケモンを突破でき、それが勝ちに直結することが多いのだ。その点オニゴーリは、ムラっけで耐久や回避、素早さを上げ、身代わりを残しつつ安全に絶対零度の試行回数を稼げるので、一長一短だと感じた。

 はじめ持ち物は、撃たれやすいであろう毒毒やあくび対策のラムの実やHP管理をしやすくするオボンのみや食べ残し等を持たせることも考えていたが、フリーズドライだけでは想像以上に火力が低く、氷Zにせざるを得なかった。Z透かしを数回行われたので、このポケモンの持ち物はある程度浸透しているのだと思った。一方で、特性浮遊を知らないプレイヤーも多く、何度も地震を撃たれた。メジャーポケモンではあり得ない、マイナーポケモンならではの恐ろしさである。とは言いつつ、私自身今シーズンで初めてフリージオを使うまで、その特性は知らなかった。特性浮遊もまた、オニゴーリにはないフリージオの強みである。

  カンポケ当日までは特殊耐久を底上げできる光の壁を採用していたが、カンポケ当日にフリージオをこよなく愛する あろるふぁすさんとお話しする機会があり、黒い霧を採用することでバトンパの阻害や瞑想を積んでくるポケモンに安定して勝てるので黒い霧の方が有用性が高いと知って技を変更した。

  レートでの選出率はほどほど。相手のパーティに、再生があると思われるポリゴン2クチート等のトリルエースと同居しないポリ2)が入っていたり、受けサイクルであった場合、火力の低い特殊ポケモンに厚く出たい場合は積極的に出していき、絶対零度をブッパしていた。選出した際は絶対零度を当てるかどうかで勝敗が決することが多く、何度も冷や汗をかいた。普通に強いポケモンだった。もう少し環境に増えてもいいポケモンだと思った。

 一方で、オフ会では30戦近くこなした中で3、4回しか選出できなかった。というのも、オフ会の環境ではフリージオの得意とする陰キャポケモンオニゴーリ、ポリ2レヒレが少なかったためである。しかし、選出画面でこのポケモンが右下にいることで相手にかなりの圧力をかけられるようで、見せ合い画面で相手が頭を抱える姿を見るのはかなり愉快だった。感想戦でも、「フリージオにめっちゃ厚く選出しました」と言われることもあり、十分な役割を果たせたと思う。だが、本当はもっと選出して活躍させてあげたかった。このポケモンをスクリーンに映してやりたかった。悔しいの一言である。

 

※以下は補完枠のポケモンの紹介です。2匹いるので詳細説明は無しにします。調整意図等について質問があれば下さい。

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キノガッサ@毒毒玉
性格:陽気
特性:ポイズンヒール
実数値:155(156)-150(0)-113(100)-×-80(0)-134(252)
技:キノコのほうし/身代わり/ローキック/種マシンガン

 

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カプ・レヒレ@バンジの実
性格:図太い
特性:ミストメイカー
実数値:177(252)-×-154(36)-136(164)-155(36)-108(20)
技:ムーンフォース/波乗り/自然の怒り/挑発

 

おわりに

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

私のウルトラサンムーンでの目標は、
・全シーズンでレート2100を達成すること
・レート2200(まずは2150)を達成すること
・何らかのポケモンオフで優勝すること
の3つです。達成できるように頑張ります。皆さんと切磋琢磨できたらいいな、と思っております。

 最後に、このパーティのQRパを公開します。使っていて楽しい構築なので是非皆さんにも使ってもらいたいです。

3ds.pokemon-gl.com

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【SM S6最高最終2104】地雷マンマンガルド+害悪ゴーリ

目次

 

 はじめに

 はじめまして。TNやんこ でシングルレートに潜っていた者です。この度はポケモンSMシングルレートのシーズン6で目標とするレート2100を初めて達成できたので、記念に構築記事を書きたいと思います。初めての記事なので拙い部分もあるかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです。

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 以下、常体

 

 

 経緯

 S6の序盤、自分に合うパーティを見つけるべく様々なQRパーティを試していたところ、DaiさんのS5使用構築の使用感が非常によく、連勝を重ねることができた。シーズン中盤にはQRパでレート1900も達成できたため、このパーティを軸に自分の扱いやすいようにアレンジすれば、かなり良い構築が組めるのではないか、と考えたことがこの構築を作ったきっかけである。私が2100を達成できたのはこのブログがあったからだ、と言っても過言ではない。下にブログのリンクを貼らせていただいたので、このブログも併せて読んでいただくことをおススメする。

onigohri362.hatenablog.com

 

 使用構築

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 個別紹介

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メガフーディン@メガ石
性格:臆病 
特性:精神力→トレース
実数値:143(100)-×-108(180)-195(0)-125(0)-218(228) ※メガ後の実数値、王冠使用個体
技:サイコキネシス/めざめるパワー炎/エナジーボール/電磁波

 調整は丸パクリ。絶妙な硬さを持っており、HPフルの状態からカプ・レヒレスイクンの水ZやミミッキュのA2↑影うちなどをミリ耐えする(相手の調整によっては乱数で落ちてしまうが、戦闘では大体耐えていた)。

 主に先発に出して上から圧力をかけていき、オニゴーリで嵌めていけそうな相手には電磁波をまくのが仕事。後述するマンムーの後続に置いておき、ステロと合わせて攻めの駒として扱うこともあった。メガゲンガーゲッコウガの上をとれ、かつ一発で落とせるのは評価が高い。タイプ一致のサイキネ、オニゴーリを選出できない際に重くなる高耐久水ポケモンカバルドンにうつエナジーボール(草結びでないのはレヒレや水ロトムゲッコウガ意識)、あと出しされる鋼ポケモンに刺さるめざめるパワー炎で技構成は良かった。相手の選出にフーディンを受けられる駒が鋼ポケモンしかいない場合、このポケモンで3タテないしは2タテしてイージーウィンできることも何度かあった。

 メガ前の特性が精神力な理由は、初手ミミロップと対面した際に相手は絶対に猫だましをうってくるので返しのサイキネで落とせるようにするためであるが、初手に2匹が対面することは1度もなく終わってしまった。あくびループなどでカバルドンフーディンを後投げする場面が数回あり、その際に非メガのフーディンが砂ダメを食らってしまったので、特性はマジックガードの方が活躍したと思う。今回初めてメガフーディンを使ったが、特性トレースのおかげで自身の耐久や火力を上げたりできる面白いポケモンだった。選出率はあまり高くない。

 

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メガボーマンダ@メガ石
性格:臆病
特性:威嚇→スカイスキン
実数値:171(4)-×-151(4)-170(236)-112(12)-189(252) ※メガ後の実数値
技:ハイパーボイス/大文字/身代わり/羽休め

 地雷マンダ。テッカグヤギルガルドグライオン等に強く、羽休めがあるためサイクル戦にも強い。ランドロスカバルドンなどの物理受けをドヤハイパーボイスでがっつり削るのはなかなか楽しかった。後述するギルガルドとの相性が非常によく、セットで選出することが多かった。また、後述するミミッキュの電磁波とのシナジーがあり、身代わりを張り続けてバグを待ち、身代わりを残したまま相手のポケモンを突破することで拾えた試合もあった。マンダミラーやジャロ、グロスを意識して最速で採用した。火力は高くなく、HDマンダの起点にされてしまうため、マンダで相手のマンダをみる選出はできるだけ避けたい。後述のマンムーのステロと合わせることで火力を補い、リザードンウルガモス等を処理することが多かった。

 羽休めの枠は、相手のマンダやリザXにうてる流星群、ヒードランやカプ・コケコにうてる地震リザードンボルトロスにうてるストーンエッジに変えたりといろいろ試行錯誤をしたが、サイクルを回しやすくする羽休めが一番使いやすかった。

 身代わりは、テッカグヤの宿木の種やグライオンの毒々、Z技(特にミミッキュのフェアリーZやギルガルドのゴーストZ)を透かすことを考えると抜くことはできなかった。また、ハイボを見せた後は特に身代わりが読まれることがなかったので、積極的に身代わりを張ってアドを取りにいった。選出率は高め。体感でマンダ6割、フーディン3割5分、残りメガ無し、という風に選出していた。

  

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ギルガルド@弱点保険
性格:呑気
特性:バトルスイッチ
実数値:167(252)-71(4)-220(236)-72(12)-171(4)-72(0) ※シールドフォルム時の実数値
技:シャドーボール/影うち/キングシールド/聖なる剣

  地雷ギルガルド。調整は丸パクリ。めちゃくちゃ硬くてめちゃくちゃ強かった。どれだけ硬いかはDaiさんのブログに載っているので、是非参照してほしい。相手のパーティにガルーラやメタグロスがいる場合はほぼ100%選出していた。皮のはがれたミミッキュ+ガルーラvsラス1HPフルのギルガルドとなる状況が何度もあり(というかその状況を意図して作ったのだが)、自慢の硬さでシャドクロ+炎のパンチor地震を耐え、返しの弱点保険が発動したシャドボ+聖剣で勝利を掴んでいた。HP管理がシビアであったが、うまく扱えれば相手を1.5体以上もっていける、相当強いポケモンであった。1番多く選出して1番活躍してくれたポケモンである。もっと流行っていいポケモンだと思った。今回のMVPである。

 

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オニゴーリ@残飯
性格:臆病
特性:ムラッけ
実数値:177(172)-×-107(52)-101(4)-104(28)-145(252)
技:フリーズドライ/絶対零度/守る/身代わり

  顔でっか。(書きたかっただけ)

 オニゴーリを選出するパターンは、1.全抜きを目指すエースとしての選出 2.相手の高耐久ポケモンを潰すサイクルの一員としての選出 の2つがあった。

 1.エースとして選出する 場合、フーディン+オニゴーリ+ミミッキュorギルガルド と選出して、他2匹で場を荒らし、フーディンミミッキュが散り際に電磁波をまいた後、オニゴーリでみがまもをし、ムラッけで能力を上げて全抜きを狙う。オニゴーリの苦手なメガ枠(ex.ガルーラ、メタグロスバシャーモルカリオハッサム等)がおらず、かつ、連続技持ちや音技持ちなどのオニゴーリに有利な駒(ex.パルシェンニンフィアアシレーヌ等)が相手パーティにおらず、オニゴーリで嵌めていけそうだと判断した場合にこの選出をとっていた。

 2.サイクルの一員として選出する 場合、上記オニゴーリが苦手とするポケモンが相手のパーティにいるが、オニゴーリ絶対零度がないと突破が厳しいポケモン(ex.再生持ちのポリゴン2)や、マンマンガルドという選出では重くなってしまう高耐久水ポケモン(ex.スイクンカプ・レヒレ等、マンダに有効打があるポケモン)に厚く出たいときに、ボーマンダ+オニゴーリ+ギルガルドと選出した。氷技やイカサマ読みでオニゴーリを後投げし、ポリ2に対しては積極的に絶対零度をうち、高耐久水ポケモンにはフリーズドライで削って裏のマンダのハイボ圏内まで押し込む動きをとった。また、ほとんどの受けループに対してもこの選出をしていた。高レート帯では受けループによく当たった印象だが、ほぼ負けなかった(1度ヒードラン入りに負けたがそれだけだったと思う)。受けループに対しては、オニゴーリがゲンガーにキャッチされないよう気を付けつつ弱点保険ギルガルドで場を荒らし、マンダを通す立ち回りを心掛けていた。

 一方、高レート帯では対策されているためかあまり選出できなかった(最終日などは受けループに対する1回しか選出していない)。だが、やはり選出画面での圧力は大きいようで、ガルーラやメタグロス等のギルガルドが得意とするメガ枠を呼び寄せてくれた。オニゴーリも今回初めて使用したポケモンだが、このポケモンの1番の強さは相手の選出を歪ませられることだと思った。

 調整は丸パクリだが、上記の通り麻痺状態のポケモンか高耐久の鈍足ポケモンに繰り出すことが多かったため、最速である必要はなかった。素早さを削って耐久や火力に振り分けるべきであった。このことにシーズン中に気づくことができなかったのは反省点である。

   

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マンムー@気合いのタスキ
性格:陽気
特性:厚い脂肪
実数値:185(0)-182(252)-101(4)-×-80(0)-145(252)
技:つららばり/氷のつぶて/地震/ステルスロック

  普通のタスキマンムー。電気の一貫を切り、ガッサに弱くないステロ枠として採用した。主に先発で出していき、相手を雑に削ったりステロをまいたりする。ゲッコウガカプ・レヒレに対して引き先がないパーティであるため、それらのポケモンと対面した際に技を耐えて行動できるようにタスキを持たせている。重めのキノガッサを上からつららばりで突破したかったので陽気で採用した。ステロで相手のリザやガモス、タスキポケモンを削ることで裏のマンダやフーディンを通しやすくする。リザやガモスに4倍弱点をつけ、S操作を行える岩石封じも欲しかったが、他に抜く技が無かった。選出率は高くはなかったが、出したら一定の活躍はしてくれた。後述するミミッキュがじゃれつくを切っているため、ドラゴンタイプに強いこのポケモンを採用したのは正解であった。

  

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ミミッキュ@ゴーストZ
性格:陽気
特性:化けの皮
実数値:131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)
技:シャドークロー/影うち/呪い/電磁波

  じゃれつくを切ったミミッキュ。あくタイプのポケモン(ex.サザンドラバンギラス等)に対してじゃれつくが欲しいと思った場面はあったが、それを除いてはこの技構成で良かった。陽気である理由は、相手の皮のはがれたミミッキュに後投げして上からのゴーストZで突破したり、準速100族の上からゴーストZで削りを入れたり、上から電磁波をうちたかったため。火力が低く、ゴーストZでも相手のメガメタグロスギルガルドを落とせない場面があったが、このポケモンの役割は、相手のポケモンを削ってこちらの裏のポケモンの圏内に入れること、相手のミミッキュを突破すること、電磁波をまいてゴーリの場を整えること、なので特に問題だとは感じなかった。それよりも準速100族の上から行動できることの方がメリットが大きい。選出率はあまり高くなかったが、困ったときは選出をし、そこそこの活躍を見せた。ミミッキュは本当に便利なポケモンだと思った。

 

おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございました。PGLが解禁されましたら、QRパーティの公開もしたいと思います。使っていただけたら嬉しいです。質問等はTwitter で@yanko_poke までお願いします。よかったらフォローしてください(^^)

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↑私が2100達成した時に撮った写真

追記

 PGLが解禁されましたので、QRパーティの公開をします。下にURLを貼っておいたのでぜひ使ってみてください。オニゴーリが嫌いだ、という方も、このパーティを使うことでその対処法がより鮮明に分かると思います。私自身、DaiさんのQRパーティで初めてオニゴーリを使い、その強さ及び脆さをより深く理解できました。

 QRパーティは本当に便利な機能なので皆さんも是非有効活用しましょう!実際に自分で動かすことで、ブログを漁ったり動画を見るだけでは得られないような新しい知見を手に入れられるはずです。

3ds.pokemon-gl.com

↑USMでのQRパーティ

 

3ds.pokemon-gl.com

↑SMでのQRパーティ

突発やんこぽけ杯 まとめ

第1回突発やんこぽけ杯

開催日:2018/06/03(日)

参加者数:137人

景品:TNやんこぽけ産 6V理想育成済み呑気ギルガルド@モーモーミルク

 

優勝者:まんぞぉに(@Poke_manzoni)さん

準優勝:マネーライト(@moneyright12)さん

ベスト4:さんはとや(@sunhatoyapocket)さん、まほうねこ(@Magicatz570)さん

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第2回突発やんこぽけ杯

開催日:2018/08/07(火)

参加者数:118人

景品:TNやんこぽけ産 5VS0理想育成済み呑気ギルガルド@モーモーミルク

 

優勝:Sugi(@hiko_poke)さん

準優勝:ゆっち(@yuthi_pokemon)さん

ベスト4:ゆず(@canaria_slow)さん、BB(@BBpoke750)さん

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第3回突発やんこぽけ杯

開催日:2018/9/21(金)

参加者数:110人

景品:お好きなポケモンの育成代行→TNやんこぽけ産6V育成済みルンパッパ(ダブル用個体)@モーモーミルク

 

優勝:城之内(@sonya_poke)さん

準優勝:十年(@JuNen_SA)さん

ベスト4:タクト(@tact_marize)さん、バロファン(@Varofan_poke_)さん

 

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第4回突発やんこぽけ杯

開催日:2018/12/15(土)

参加者数:73人

景品:無し

 

優勝:carnet(@songs_poke)さん

準優勝:じゃらこむ(@kuchiiiiito)さん

ベスト4:リードマン(@yomiko_poke)さん、Mr.パイン(@aiiropain)さん

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第5回突発やんこぽけ杯

開催日:2019/3/9(土)

参加者数:107人

景品:6世代配布産色違いサーナイト(控え目HC、王冠使用個体)

 

優勝:たかきおす(@LK1oS)さん

準優勝:じおらま(@pullover1206)さん

ベスト4:シラス太郎(@shirasuTaro_sub)さん、やんこぽけ(@yanko_poke)

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第6回突発やんこぽけ杯

開催日:4/21(日)

参加者数:48人

景品:無し

 

優勝:菊一文字さん

勝ち上がり画像を紛失してしまいましたm(__)m

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第7回突発やんこぽけ杯

開催日:8/15(木)

参加者数:96人

景品:6世代配布産色違いゲンガー

 

優勝:Moonさん

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↑サムネ用